院長の休日

父親の姿

 平成20年6月4日(水)、ソノダバンドの報告です。
 まず、最初にお詫びです。
 葉加瀬太郎(はかせたろう)さん
 の雰囲気には似ていませんでした。
 似ていると言ったのは、家内です。
 実際のコンサートを聴いてみると、
 バイオリンのメンバーがいる意外は、
 葉加瀬太郎さんの雰囲気ではありませんでした。
 訂正してお詫びいたします。
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 会場のクラップスホールは、
 駐車場ビルの1階にありました。
 私は、このようなコンサートに行ったことはなく、
 若いミュージシャンが、
 どのような場で活躍しているのか知りませんでした。
 大学でいうと、少し広めの講義室という広さでした。
 Kitaraや北海道厚生年金会館といような、
 いわゆるコンサートホールではありませんでした。
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 イスは可動式。全部で100席くらいだったでしょうか?
 お客様は、私の家内やもう少し若いくらいの…
 女性客が大部分でした。
 つまり…
 牧瀬崇之くんのお母さんと同年代の女性。
 中学・高校が一緒だった、
 お母さん世代が、会場を盛り上げていました。
 自分の息子と同期だった、
 牧瀬くんが素敵になって…
 というお母さんたちが多い印象でした。
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 私の家内も間違いなく、その一人でした。
 牧瀬くんが一番素敵で…
 その次が、ギターの子とか言っていました。
 確かに、素敵な若者たちでした。
 私が、ソノダバンドを聴いた印象。
 東大生にも、いろんな人がいるなぁ~。
 全員、頭がよさそうだなぁ~。
 育ちもよさそうで、みんなスマートだなぁ~。
 音楽は?
 あまりよくわからなかったなぁ~。
 でした。
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 このコンサートを聴きに行って、
 一番印象に残ったのが、
 お父さんの牧瀬博先生でした。
 救急部でも、物静かで穏やかな先生です。
 ただ、いくら優しい性格でも、
 救命救急センターは病院の戦場のような部門です。
 生死を分ける、一分一秒の世界です。
 常に緊張して、
 毎日モニターのアラーム音が耳に残る場所がICUです。
 救命救急センターに配属されたナースは、
 モニターアラームの音の区別で、
 瞬時に何が起こったかを判断しなくてはなりません。
 夜、家に帰って就寝しても、
 ‘モニターの音が耳に残っている’
 という人も珍しくなく、
 うつになる人もいます。
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 その救命救急センター部長の、
 牧瀬博先生が、実に‘いい顔’をしていました。
 会場の最後部で、ビデオ撮影をしていました。
 息子の晴れ姿をじっと見守っていました。
 羨ましいほど、楽しそうでした。
 牧瀬先生は子どもさんが小学生の頃から、
 私よりずっと子煩悩でした。
 授業参観や学校行事には、よく出席なさっていました。
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 牧瀬崇之くんが、挨拶で言っていました。
 はじめての札幌公演で、
 親と親戚しか集まらないかと心配していました。
 こんなにも大勢の人にいらしていただき、
 本当にありがとうございます。
 お父さんの牧瀬先生も、
 日頃の仕事の時の厳しい顔とは別人でした。
 とても嬉しそうでした。
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 以前にも書いたように、
 私は実の娘に‘信頼の絆(キズナ)’を切られました。
 まだ切られたままです。
 回復の見通しはありません。
 ですから余計、
 牧瀬先生が羨ましく思えたのでしょう。
 また、コンサートでも聴きに行って、
 癒されたいと思っています。

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