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子どもの教育

 平成20年6月7日、北海道新聞朝刊の記事です。
 札幌圏、親の懐苦しくて
 私大生仕送り年91万円
 2007年入学、2番目の低さ
 道私大助成推進協議会(札幌)は6月6日、
 2007年春に札幌圏の私立大に入学した
 学生の親の年収が平均で732万円、
 仕送り額は年91万6千円と、
 ここ10年では2006年に次ぎ
 二番目の低い水準になったと発表した。
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 同協議会は
 「親の経済状況の悪化で授業料滞納や中退が急増し、
 私大経営を直撃している」として、
 私大助成の増額を訴えている。
 調査は北海学園大や札幌学院大など
 同協議会を構成する5大学・4短大の
 入学者7,042人の親を対象に実施。
 1,083人から回答を得た。
 回収率は15%。
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 親の年収は1998年の833万円をピークに減少に転じ、
 2006年に最低の673万円を記録。
 仕送り額も1998年の年129万円から
 2006年に87万6千円まで落ち込んだ。
 同協議会は道内の不況に加え、
 少子化による「大学全入」時代の到来で
 低所得層からの進学が増えている影響とみている。
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 2007年は年収、仕送り額ともに
 増加したことについては
 「調査した昨夏の時点では
 景気回復局面にあった影響もある。
 長期的には減少傾向に
 歯止めがかかっていない」としている。
 (以上、北海道新聞より引用)

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 親にとって子どもの学資を出すのは大変です。
 私の親は、
 私と私の弟の学資を出すのに…
 父親は大夕張で単身赴任して寮生活。
 母親は、
 森永製菓のお菓子工場のパート(不況でリストラ)→
 生命保険の外交員→
 財形貯蓄の勧誘員という、
 仕事をしながら、生活費を稼いでくれました。
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 私の父親は、私と弟の教育のために
 16年間も夕張の炭鉱病院で一人暮らしで働いてくれました。
 父親とは、よく喧嘩をしましたが、
 子どもの教育のために、
 自分の生活を犠牲にして働いてくれたことに、
 感謝しています。
 米国では、
 大学生は自分の学費をローンで払うのが当たり前。
 そのローンを返済するのが大変と、
 NHKのビジネス英語会話で聞きました。
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 米国流に、成人しているのだから…
 自分の学資くらい、自分で稼ぐのが当たり前。
 という考えも正しいと思います。
 札幌美容形成外科で採用した多くの看護師さんは、
 奨学金をもらって、資格を取得していました。
 とても立派なことだと思います。
 そういう人は、お金のありがたみをよく知っています。
 無駄遣いもしません。
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 私は、自分の学資や教科書代は、
 親に出してもらいました。
 ですから、自分の子どもの教育費も私が払いました。
 医師といえども、教育費を払うのは大変です。
 特に、私立大学の授業料は高く、
 入学時だけで200万円近くかかりました。
 私は、学資を稼ぎ出すために、
 休みの日も当直をして働きました。
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 私の友人の医師も、
 子どものためにたくさんお金を使っています。
 子どもは気づいていないと思いますが、
 お金を稼ぐのは大変なことです。
 本間家では、
 私が命令して学校へ行かせたのではありません。
 子どもが学校へ行きたいと言ったので、
 少しでも社会の役に立つような人間になれるよう、
 援助したのです。
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 娘と言い合いなった時に、
 子どもの学資を出すのは親として当然。
 というようなことを言われました。
 娘は頭が悪かった上に、満足に勉強をしませんでした。
 志望校には到底合格できる学力がありませんでした。
 勉強ができなかったので、
 家庭教師の先生をお願いして、
 ようやく合格できたのが娘でした。
 高校では、奇跡の合格と言われたそうです。
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 成人したら何をしようと本人の自由だそうです。
 何をしても、本人の自己責任。
 ただ、
 成人した後も、
 学資や生活費を出したのは親の私です。
 少なくとも、
 学校へ行かせてもらったこと、
 資格を取得させてもらったこと、
 については感謝してもらって当然だと思います。
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 私は、曲がったことや間違ったことは大嫌いな人間です。
 たとえ実の娘でも許しません。
 家内は育て方を間違ったと言っています。
 私は今からでも、お金の大切さ、
 働いてお金を得ることの大変さを
 娘に知らしめる考えです。
 それが、信頼の絆を切られても、
 親としてしなければならないことだと固く信じています。
 親を怒らせたり、悲しませたりする娘は最低です。

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