医学講座

刺青(いれずみ)の除去

 弁護士の高橋智先生の日記に、
 刺青のことが記載されていました。
 以下に一部を抜粋させていただきます。
 刑事事件で国選弁護に関わっていると、
 被告人の中には、
 刺青をしている男性が非常に多い。
 過去に暴力団に関与したことがある男性が殆どだが、
 中には、
 女性の被疑者で全身に刺青があるという人もいた。
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 検察官の中には、
 公判廷で決まって被疑者に刺青はあるのか
 と質問する方がいた。
 被告人が、弁護人に対して、
 かっこよく更生しますと誓ってくれた後、
 検察官の質問に対して、
 刺青が全身に入っています等と答えると、
 結構ダメージが大きい。
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 刺青は、あちらの世界に入って
 二度と戻らないためにするものだから、
 被告人の更生可能性を阻害する事由の一つになるし、
 「それほどまでに暴力団と深く関わっていたのか、
 暴力団から本当に抜けられるのだろうか」
 という思いを裁判官に抱かせてしまう
 という効果がある。
 (以上、2009/01/08Sammy’sダイアリーより引用)
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 私が形成外科医として申し上げたいのは、
 美容外科や形成外科へ行って、
 高いお金さえ出せば、
 刺青が消せる?という誤解です。
 レーザーでキレイになるのは、
 刺青のほんの一部です。
 高価なレーザー機器を売るために、
 外国人でキレイになった写真を、
 レーザーのパンフレットに記載しています。
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 刺青治療は、
 決して簡単ではありません!
 レーザーで消えるのは、
 墨汁(ぼくじゅう)で入れた浅い刺青だけです。
 深い刺青は、レーザーでも消せません。
 またレーザーをかけると、
 かけた部分だけ赤くなるので、
 黒い刺青を除去して、
 白っぽいキズが残り、
 結果的に、もともとの、
 絵柄とかとかが、
 残る可能性が大きいのです。
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 高いお金を払っても、
 元のキレイなお肌に戻すことは、
 できないのです。
 取りたい理由として、
 男性で多いのは、
 自衛隊入隊での身体検査です。
 入隊時には、
 必ず医官(医師)による身体検査があります。
 来月、身体検査があるので、
 ○○日までにキレイにしてください!
 と懇願されても、
 まず100%無理です。
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 女性で多いのは、
 外国でファッション感覚で入れた。
 日本でおしゃれのつもりで入れた。
 というような刺青です。
 花柄やきれいな絵柄もありました。
 付き合っていた男性の名前を、
 イタズラで入れたけれど別れた
 などなど、たくさんの刺青を見ました。
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 私がお願いしたいのは、
 どうか刺青を入れないでください
 せっかく親からいただいた
 キレイな皮膚です。
 刺青は
 プチ整形とは訳が違います。
 安易に刺青を入れないで!
 キレイにとるのは至難のワザです。
 刺青のレーザー治療は、
 札幌スキンケアクリニックをおすすめしています。

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