医療問題

システム障害

 電子カルテで一番怖いのは、
 システム障害です。
 2008年6月2日には、
 ANAのコンピューターシステムの障害で、
 一日中航空機のダイヤが乱れました。
 電子カルテを導入した病院で…
 もしシステム障害が発生すると、
 診療は大混乱します。
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 いままで勤務したどの病院でも経験しました。
 朝からPC端末の反応が遅く…
 何か変だなぁ~と思っていると…
 院内放送で…
 『ただいまシステム障害が発生しています』
 『各部署は手書き対応で診療を行ってください』
 『復旧の見通しは立っていません』
 という
 悪夢の放送が流れました。
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 私の時代は電子カルテではなく、
 まだオーダリングシステムという、
 検査やお薬の指示をPCで出して、
 医事課まで会計データーを送るという、
 電子カルテの一つ前の世代でした。
 この時はカルテは紙でしたので、
 システム障害が発生しても…
 診療は何とかできました。
 問題は検査やお薬と会計でした。
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 紙カルテの時代には、
 医師の
 読めない
 ミミズが這ったような字
 でも判読さえできれば何とかなりました。
 電子カルテだけで、
 紙カルテがなければ…
 システム障害が発生すると…
 患者さんの情報は何もなくなります。
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 私たちのような、
 個人のクリニックでしたら、
 手術や採血程度の検査は可能です。
 電子カルテがなくても…
 手術はできます。
 会計は手計算になります。
 大きな病院では手計算は無理です。
 大混乱になります。
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 幸いなことに、
 札幌美容形成外科で導入した電子カルテは快調です。
 システムのトラブルもありません。
 予備のサーバーも、
 予備のPCも準備しています。
 万一システム障害
 停電になっても大丈夫なように…
 紙カルテでも対応できるようにしてあります。
 私は慎重なので…
 機械が壊れても…
 対応できる準備をしています。

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