医学講座
第98回日本美容外科学会②
学会の教育講演として
ブレストサージャリークリニックの
岩平佳子（いわひらよしこ）先生が
乳がん術後の乳房再建－その美容的意義と最新事情－
を１時間にわたってお話ししてくださいました。
岩平先生は、
元東邦大学医学部形成外科助教授。
私と同じ形成外科医です。
ティシューエクスパンダーという…
シリコン製の風船を使った再建術では、
日本の第一人者のお一人です。
■ ■
日本形成外科学会総会でも…
お一人の先生の講演を
１時間もお聴きすることはありません。
岩平先生が…
乳房再建のクリニックを開業されたことは存じていました。
エクスパンダーを使って…
きれいなおっぱいを作っていらっしゃる…
程度の認識しかありませんでした。
■ ■
今回の教育講演をお聴きして…
岩平先生が、
単にきれいなおっぱいを作るだけではなく、
女性医師として、
乳房を失い…
絶望と恐怖のどん底にいる患者さんを…
精神的なケアーも含めて…
再建していらっしゃることを知り…
大変、感銘を受けました。
■ ■
乳がんの手術を受けた女性（閉経前）は、
ノルバデックス錠などのお薬を…
５年間毎日飲み続けます。
女性ホルモンを調節して、
がんの増殖を抑える薬です。
副作用として…
更年期のような症状が出ることがあります。
お肌にもさまざまな症状が出ます。
■ ■
まだ30歳台とかの女性が…
いきなり更年期です。
ガンになって…
ただでさえ落ち込んでいるのに…
薬の副作用でさらに落ち込むことがあります。
勇気を出して、
乳房再建をしようと思っても…
挫折しそうになることもあります。
■ ■
われわれ男性医師には気付かない
細かなメンタル面のケアーまで…
女性にしかできないサポートを
なさっていらっしゃいます。
女性ならではの悩みにも…
優秀な看護師さんと…
チームを組んで取り組んでいらっしゃいます。
きれいなおっぱいと健康な心を
再建していらっしゃる…
ブレストサージャリークリニックの
岩平佳子（いわひらよしこ）先生をおすすめします。
欧米ではワキガ手術をする人はまれです。臭うのが当然なので香水やコロンをつけます。日本やアジアの人々は体臭が少ないので、臭いを嫌う習慣があります。ワキガ手術は日本で開発されました。臭いは不快なものですが、誰もがもっているものです。中には過度に気にする方もいらっしゃいます。まずワキガについて良く知ってから手術を受ける事をおすすめしています。
耳垢が湿っている
衣服に汗ジミができる
家族にワキガの人がいる
毛深い
ニオイが気になる
ニオイを指摘される
汗をかく
毛穴に生息した細菌が汗の成分を分解
昔から悩んでいたワキガですが、ニオイそのものよりも周りの人の目が気になっていました。汗染みができるので高価な洋服も諦めていました。今回手術をして、今後一生ワキのニオイを気にせず過ごせるなんてまるで夢のようです。気持ちが明るくなり、性格も少し変わったように思えます。制服を家に持ち帰って洗う必要もなくなりました。今まであきらめていた服も思う存分試着して買うことができます。今度のボーナスが楽しみです。
