医学講座

正しい知識と情報を得る

 福島原子力発電所危機が報道されています。
 正しい知識と情報を得て、
 しっかりと行動することが大切です。
 ネット上には、
 誤った情報もあります。
 落ち着いて行動することです。
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 放射線医学総合研究所の情報が、
 役に立ちます。
 最悪の事態は、
 核の灰(フォールアウト)が降ってくることです。
 放射性降下物
 第五福竜丸の
 死の灰が有名です。
 1954年3月1日に起きた事件です。
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 マーシャル諸島近海において操業中に、
 ビキニ環礁で水爆実験が行われました。
 その降灰を数時間浴びて、
 被曝しました。
 漁船の無線長だった久保山愛吉さんが、
 半年後の1954年9月23日に亡くなりました。
 私たちの世代は覚えている事件です。
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 今回の福島原発の事故で、
 ここまでの被害が出るとは…
 今の時点では考えられません。
 ただ、
 火災が鎮火できなければ、
 放射能汚染が拡大する可能性があります。
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 死の灰が降るのは…
 最悪の時です。
 死の灰は、
 砂粒に似ています。
 ブラシで落としたり、
 洗い落とすことができます。
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 最悪の時は、
 外に出ないことです
 屋内で待避します
 窓やドアを全て閉め
 換気扇を止めます
 外からの空気が入らないようにします
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 死の灰でなくても…
 放射性物質を含んだ雨にあたったら
 除染(じょせん)という
 放射性物質を取り除く作業が有効です
 身体についた場合は
 シャワーで洗い流します
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 髪をシャンプーする。
 顔を洗う
 体を洗う
 耳の中、爪の間も洗う(石鹸、ボディソープ)
 とにかく洗い流すことです
 それも…少しでも早く
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 シャワーや水が使えない場合
 洋服、靴をぬいでビニール袋に入れる
 布やウェットティッシュなどで拭いとる
 ふきとった布などはビニール袋に入れて捨てる
 布も何も無ければ…
 ほうきやブラシで払いのける
 最悪の事態にならないように、
 早く原発を何とかしてほしいです。

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