医学講座

残された人への支援

 東日本大震災の死者・不明が
 2万人を超えています。
 遺体安置所へ足を運んで、
 親族を確認する映像が放送されています。
 一瞬の天災で、
 親族を失い、
 茫然としている人に、
 遺体の確認はつらいものです。
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 不謹慎な言い方ですが、
 ご遺体も傷みます。
 生のお肉を、
 10日間も放置したことを考えてください。
 TVからはわかりませんが、
 遺体安置所は、
 とても臭いがきついと思います。
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 変わり果てた姿といっても、
 あまりに残酷すぎます。
 中には妊婦さんもいらっしゃいます。
 ご遺体を処置したことがある、
 私たちですら…
 思わず目をそらして…
 涙が出ることもあります。
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 任務にあたる、
 警察の鑑識官や、
 自衛隊員、消防の捜索隊の方。
 がれきの下から見つかった遺体は、
 とても見ることができないと思います。
 そのご遺体を、
 親族が確認するのは、
 ほんとうにつらいことです。
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 残された人が、
 回復なさるのは大変です。
 時間がかかります。
 仕事も手につかないと思います。
 がんばろうなんて、禁句です。
 考えただけで涙が出ます。
 残された人への支援は…
 私たちの心のあたたかさです。
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 元気な私たちは、
 今まで以上の働いて、
 元気をなくしている人の分もがんばります
 災害救助で疲れた人が帰っていらしたら、
 あたたかく迎えてあげて、
 ゆっくり休んでいただきます。
 その分…
 私たちががんばります
 日本を救うのは相互扶助(そうごふじょ)
 の精神です。

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