医学講座

尖圭コンジローマの治療法

 尖圭(せんけい)コンジローマとは…
 ヒト乳頭腫ウイルス(HPV)の感染によって起こる、
 性感染症です。
 男性は亀頭周囲、
 女性は小陰唇や腟内に、
 ぷつぷつしたいぼができます。
 性的な接触によって感染します。
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 ヒト乳頭腫ウイルスには、
 何種類かあります。
 低リスク型といわれる…
 HPV6型や11型による感染が大部分ですが、
 中には…
 高リスク型のHPV16型、18型、31型、33型もあります。
 この高リスクウイルスが、
 子宮頚癌の原因となります。
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 最近話題になっている、
 子宮頚癌ワクチンは、
 2価ワクチンといって、
 HPV16型と18型に対するワクチンです。
 この他に、
 現在、承認申請中の、
 HPV6型、11型、16型、18型に効く、
 4価ワクチンというのもあります。
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 オーストラリアでは、
 4価ワクチンの接種で、
 尖圭コンジローマが減りました。
 ワクチンは予防するものです。
 すでにいぼいぼができている人には、
 いぼいぼの治療が必要です。
 癌にならなくても、
 他人にうつしてしまいます。
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 従来の治療は、
 男性も女性も、
 局所麻酔をして、
 いぼいぼを電気で焼くものでした。
 私も…
 前任の中央クリニック札幌院で、
 男性の治療をしていました。
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 彼女からうつされたという、
 大変お気の毒な男性もいらっしゃいました。
 この電気で焼く治療は、
 残念なことに再発がみられます。
 男性も女性も同じです。
 再発したのを知らずに…
 パートナーにうつすこともあります。
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 ベセルナクリーム5%という塗り薬が、
 持田製薬から発売されています。
 一般名をイミキモド5%クリームといいます。
 この薬が、
 尖圭コンジローマの第一選択です。
 ただし、
 一回塗って治るのではありません。
 根気よく治療することが必要です。
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 この薬を塗ると…
 発赤・びらんなどの反応が出ます。
 局所が赤くなります。
 治療期間は長くかかりますが、
 しっかり治療すると、
 再発率が低くなります。
 いぼが消えてからも、
 3ヵ月は要注意です。
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 申し訳ございませんが、
 札幌美容形成外科ではこのお薬を処方していません。
 男性は泌尿器科。
 女性は婦人科で治療なさってください。
 このクリームは、
 腟壁、子宮頚部、肛門内、尿道には使えません。
 自己判断で使うことはおやめください。
 専門医の診察が必要です。

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