医学講座

じいちゃんの入れ歯

 最近、じいちゃんの元気がない。
 食べたがらない。
 以前より食べなくなった。
 入れ歯が合わないらしい。
 私の母が心配していました。
 そういえば…
 85歳の誕生日も…
 調子が悪そうでした。
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 私の父は、
 歯が悪いです。
 残っているのは、
 右下の3番という…
 犬歯(けんし)と呼ばれる…
 一本だけです。
 昨年12月に作っていただいた、
 入れ歯が合わなくて、
 今年に入ってから食が細くなりました。
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 作っていただいた歯科に通院しても治らず…
 調剤薬局で聞いた…
 評判の良い歯科へ通院し、
 少し良くなって…
 また痛くなって…
 最後には、
 自分でガーゼを切って…
 入れ歯にはさんで使っていました。
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 私は入れ歯に専門家がいることを…
 長い間、知りませんでした。
 北大形成外科で歯学部の先生と
 合同カンファレンスをしていました。
 医科と歯科の協力という、
 2010年2月3日の日記に書いてあります。
 歯科のtetsuko先生からコメントをいただいています。
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 卒後在籍した教室は、
 大浦教授時代の形成外科とチームを組んでいたので、
 医科、歯科合同で症例に取り組む良さを実感しました。
 患者さんの口もとを美しくしたい大浦先生側と、
 患者さんにしっかり咬める歯並びを残したい歯科側の先輩とで
 「どの歯を残す?抜く?」
 と激しいやりとりをしていたのを思い出しました。
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 入れ歯の専門家は、
 補綴科(ほてつか)の先生です。
 北大歯学部には、
 第一と第二の2つの補綴学講座がありました。
 私たち形成外科は、
 第二補綴科の先生とご一緒に、
 顎顔面の治療をしていました。
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 私の家内も、
 結婚前に受けた抜歯が原因で、
 顎関節症になりました。
 私の幼なじみの小山先生に見つけていただき、
 北大歯学部で治療しました。
 北大から紹介されて、
 家内の治療をしてくださったのが、
 清水則夫先生です。
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 清水先生は、私と同年代です。
 北大歯学部第二補綴学教室の、
 医局長をなさっていらっしゃいました。
 現在は…
 北区新琴似で開業されています。
 昨日、清水先生に父を診ていただきました。
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 治療室から出てきて、
 父がにこにこしていました。
 やぁ~
 楽になった。
 ここの先生は違う。
 ガーゼをはさんでいた入れ歯を、
 調節してくださったそうです。
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 ちょっとした調節でも、
 名人がすると違うものです。
 残された人生を、
 笑顔で過ごせるように、
 快適な入れ歯を作っていただきます。
 清水則夫先生に感謝しています。
 清水歯科クリニック
 〒001-0908
 札幌市北区新琴似8条2丁目1−13
 011-761-7211
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