医学講座

景気と美容外科

 私が毎日聴いている、
 NHKの実践ビジネス英語
 先週のビニエットに出ていました。
 What caught my eye was an article that said the number of cosmetic surgeries in the United States has risen to its highest level since the start of the financial crisis. Increased spending on tummy tucks and nose jobs is seen as a harbinger of returning consumer confidence.
 アメリカ国内での美容整形手術の件数が、金融危機の勃発以降では最多になったという記事が目に留まったのです。おなかや鼻の整形手術への支出が増えたことは、消費意欲が回復している兆しと考えられますからね。
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 美容外科のことが、
 ビジネス英語で取り上げられました。
 形成外科と美容外科の違いについても、
 番組の中で解説されていました。
 形成外科はPlastic Surgery(プラスティック_サージェリー)、
 美容外科はCosmetic Surgery(コスメティック_サージェリー)
 です。
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 番組では、
 美容外科手術とは言わず…
 美容整形手術と言っていました。
 やはり美容整形(びようせいけい)がより一般的です。
 美容整形手術は、
 FaceLift(フェイスリフト)手術などが代表。
 形成外科の手術は、
 交通事故などでダメージを受けた部分を再建する手術。
 …と紹介されていました。
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 美容整形手術は、
 化粧品、ブランドもののハンドバッグといった、なくても困らない商品
 Sales of nonessential items like cosmetics and designer handbags
 と話されていました。
 化粧品がなくても困らない商品かどうか?
 異論があるところかも…?
 …ですが、確かになくても生きて行けます。
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 なぜ今日の日記で取り上げたか?…というと…
 ビジネス英語で紹介されたアメリカとは反対に、
 日本の美容外科業界は、
 震災以降大変なことになっています。
 札幌市内では…
 昨年から4軒の美容外科が閉院しました。
 どこも大変そうです。
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 美容外科で使う材料を扱う業者さんに聞くと…
 東日本大震災以降、
 日本の美容外科はどこも大幅な売り上げ減です。
 ブランドもののバッグがどうかわかりませんが、
 大変な状況はしばらく続きそうです。
 これから開業を考えている先生へのアドバイスです。
 楽でもうかると思うなら、
 間違いなく美容外科はおやめなさい。
 先輩からの助言です。

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