昔の記憶

形成外科主任部長

 昨日の院長日記
 JA北海道厚生連、
 医師、
 形成外科主任部長
 偉い…
 とか…
 すごい…
 …と思われたでしょうか?
      ■         ■
 いえいえ…
 謙遜ではありませんが…
 形成外科主任部長は、
 偉くありません
 JAで一番偉いのは、
 JA北海道厚生連の会長様です。
 医師ではありません。
      ■         ■
 全国にある厚生病院や、
 ○○組合病院という名前の病院は、
 JAが設立した病院です。
 病院で一番偉いのは、
 開設者である、
 JAの会長様です。
 私たちの人事発令は、
 すべてJA北海道厚生連の会長名です。
      ■         ■
 会長様には何度かお会いしたことがあります。
 長い間農家をなさって…
 農協の組合長さんから、
 JAの役員になるようです。
 病院事業だけではなく、
 さまざまな事業を経営しています。
 私たち医師は、
 JAに雇用されています。
      ■         ■
 研修医
 ↓
 医師
 ↓
 医長
 ↓
 主任医長
 ↓
 主任部長
 …と職位が上がりました。
      ■         ■
 増えたお給料(手当)はわずか…
 増えたのは…
 会議、
 書類、
 下の先生の指導、
 患者さんからのクレーム対応、
 患者さんへの謝罪。
 医療ミスの経験という、
 2010年2月23日の院長日記に書いてあります。
 申し訳ないことをいたしました。
      ■         ■
 大きな病院に勤めるメリットは、
 設備が整った施設で、
 優秀なスタッフと手術ができること。
 他科の優秀な先生と、
 相談をしたり、
 話しをしたり、
 手術ができることです。
 大病院=高給ではありません
      ■         ■
 私が勤務していた当時、
 副院長で、
 院内感染対策委員会のトップだったのが、
 現在のJA帯広厚生病院院長の川口勲先生です。
 先生のご専門は婦人科です。
 とても温厚で優しい先生です。
 私は今でも、
 川口先生が決められた院内感染対策は、
 日本でもトップクラスだと思っています。
 HIV検査もいち早く導入されました。
 忙しかったけれど…
 充実した40歳でした。
 川口先生ありがとうございました。

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