院長の休日

若者言葉ガチやばい

 平成26年1月22日(水曜日)北海道新聞朝刊の記事です。
 若者言葉ガチやばい
 おこなの
 激おこぷんぷん丸
 決まり文句や短縮語 楽に流れる社会反映
 言葉の意味や言い回しは変化する。もともと「よくない」などの意味の「やばい」を、若者が「すばらしい」などと肯定的な意味で使うケースが広がっているのがその代表例だ。ネット上で、笑うことを「W」と表記するなど、本来の言葉を縮めた新語が広がる傾向も強まっている。専門家は、意味の広がりと言葉の短縮が、最近の特徴だと指摘。こうした変化には「社会のありようが影響している」という。
(藤田香織里)

 「おいしいものを食べた時とか、友達から薦められた歌手をすごく気に入った時に『やばい』『まじやばい』と言う」。札幌市清田区の専門学校生(20)は当然のように話す。
 「やばい」が、もともと「危ない」「まずい」など、否定的な意味を持つことは知っているという。ただ、肯定的な意味で使う方が「ピンとくる」という。

 札幌市内のある大学教授は「学生が、肯定的な意味で『やばい』と使う例は、ここ数年で格段に増えたと感じる」と話す。
 本来の意味に新たな意味が加わり、使用される場面が広がった言葉には「盛る」「鉄板」などもある。いずれの言葉も、若い世代は、新たに加わった意味で使うことの方が多い。
 ツイッターやLINE(ライン)など、ネット上で目立つのは、もともとの言葉を短縮したものや、怒びなどの感情を独自のの言葉で表現した言い回しだ。
 短縮は「W」 (笑う)、「キターー」 (期待していたものが登場したこと)、「てへぺろ」 (ささいな過ちを犯した時などに『てへっ』と笑って『ぺろっ』と舌を出すこと)など。
 感情表現で代表的なのは「激おこぶんぶん丸」。調査会社ホットリンク(東京)の集計によると、昨年1月から同11月末までにツイッターで最も多く使われた若者言葉だ。これを含め、登場頻度が高い言葉には、感情を表現する独特の言い
回しが目立った。

 「若者語を科学する」などの著書がある米川明彦・梅花女子大教授(俗語論)は、最近の言葉の変化について「楽なこと、楽しいことに流れがちな社会のありようを反映している」と指摘する。
 ケースによってさまざまな言葉を使い分けるのは煩わしく、一語を幅広い場面で使う方が楽だという考えが、言葉の意味の広がりにつながったという。言葉を短くするのは、スマートフォンなどで入力しやすいためだ。

 さらに、感情を表す決まり文句が多用される点について、米川教授は、自分の思いを丁寧に説明して周囲に理解してもらおうと努めることを、「煩わしい」と敬遠する姿勢がうかがえ、今後さらにこの傾向は強まりそうだという。

意味が広がった言葉の主な例
やばい
もともとの意味:危ない。まずい。だめ
新たに加わった意味:すばらしい。夢中になりそうで危ない。(程度が)大きい
新たな意昧での使用例:今度の新車はやばい。教科書の量がやばい
盛る
もともとの意味:入れ物に入れる。高く積む
大げさに言う。脚色する。イヒ粧や画像修正などをしてきれいに見せる
新たな意昧での使用例:話を盛る。髪を盛る
鉄板
もともとの意味:鉄の板
新たに加わった意味:失敗する恐れがない様子。最強
新たな意昧での使用例:鉄板アイテム
微妙
もともとの意味:美しさ、味わい、状態などが一口に言い表せない様子
新たに加わった意味:あまり良くない様子を遠回しに言う。何となく
新たな意昧での使用例:微妙な味だ。微妙に心がこもっていない

※取材や三省堂国語辞典を基に作成

②昨年1月り11月にツイッターでよく使われた若者言葉
1.激おこぷんぷん丸:非常に怒っていること(※)
2.ムカ着火ファイヤー:非常に怒っていること。怒りに火がついた状態(※)
3.激おこスティックファイナリアリテイぷんぷんドリーム:非常に激しく怒っていること。周囲がなだめられないほど怒っていること(※)
4.ガチしょんぼり沈殿丸:非常に落ち込んでいること
5.おこなの:怒っているの?(※)
6.後でしょ:やるべきことを先延ばしにすること、流行語の「今でしょ」にちなむ
7.激ねむスヤスヤ丸:非常に眠たいこと
8.おにおこ:怒っていること(※)
9.まじるんるんご機嫌丸:非常に機嫌がよいこと
10.カム着火インフェルノ:非常に怒っていること(※)

※怒りに関する表現は、怒りの度合いが低いものから順に、おこおにおこ激おこぷんぷん丸ムカ着火ファイヤーカム着火インフェルノ激おこスティックファイナリアリティぷんぷんドリーム。ホットリンク(東京)調べ
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ガン見、内部被ばく新語も続々、三省堂辞典
 新語や言葉の新たな言い回しを積極的に採用することで知られる三省堂国語辞典(三省堂)の第7版が今月、刊行された。「ガン見」(じっと見つめること)などの新語や、原発に関する用語など、世相や社会の関心事を色濃く映し出す約4千語が加えられた。
 三省堂辞書出坂部によると、改訂は6年ぶり。テレビや新聞、雑誌、日常会話など、さまざまな場面で使われる言葉をデータベース化し、「若者言葉にとどまらず、幅広く使われている」(担当者)と判断した約4千語を追加した。従来収録していたものでも、言葉の意味の広がりに伴い、新たな語釈や用例を加えたものも多いという。
 2011年3月の東日本大震災、福島第1原発事故を経て、「線量計」「内部被ばく」「オフサイトセンター」「除塩」などの言葉が追加された。がれきの語釈には、従来の「かわらと小石」に、新たに 「壊れた捕物の残骸」が加えられた。
 三省堂国語辞典第7版で新たに収録された言葉の例とその語釈
ガチ
ガチンコの略。本気、本格的である様子
ガン見
じっと見つめること。凝視
おそろ
おそろい
だだ漏れ
とどまることな<、たくさん漏れること
っしよ
相手に同意を求める時のくだけた表現。でしょう。じゃない?(もとは北海道方言)
まるっと
丸っこい様子。丸ごと。全部
リア充
インターネット上とは別に、実生活が充実していること、人
 (以上、北海道新聞より引用)
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 興味深い内容でしたので、
 全文を引用させていただきました。
 探る見るさっぽろ+(プラス)という、
 札幌版の記事なので…
 ひょっとすると全道版には載っていないかも…?
 山形の若者言葉はいかがでしょうか?
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 若者言葉で気に入ったのが…
 激おこぷんぷん丸です。
 怒りんぼの私は、
 よく怒ります
 いろいろなところで怒っています。
 私の怒りを静めてくれる会話力の方もいらっしゃいます
 立派な方だと尊敬します。
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 怒り方にも程度があります。
 1.おこ
 2.おにおこ
 3.激おこぷんぷん丸
 4.ムカ着火ファイヤー
 5.カム着火インフェルノ
 6.激おこスティックファイナリアリティぷんぷんドリーム
。 
 このランキングは知りませんでした。
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 私はこの記事を読ませていただき、
 せいぜい、
 1.おこ
 2.おにおこ
 3.激おこぷんぷん丸

 までにしておこうと思いました。
 激おこスティックファイナリアリティぷんぷんドリーム
 これは舌をかみそうで言えません。
 ぷんぷんドリームにはならないように気をつけます。
 まじるんるんご機嫌丸を目指します。

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