院長の休日

お医者さんの人生2014

 今日は休診日です。
 渡辺淳一先生がお亡くなりになりました
 前立腺癌で放射線治療を受けていらして、
 昨年のお誕生日は車椅子だった。
 ご自宅でご逝去され、
 亡くなられたのが、
 平成26年4月30日午後11時42分。
 ご家族に見守られて、
 安らかに眠られたことと想像しています。
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 先輩が亡くなったり、
 知っている方がお亡くなりになると、
 自分の人生を考えます。
 私が子どもの頃、
 私の母親は、
 お医者さんの家はいい
 …とよく言ってました。
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 確かに…
 お医者さんの家には、
 わが家にはなかった車もあったし、
 ピアノもありました。
 お医者さんの家は、
 同じ社宅でも大きな家でした。
 まーちゃんの家はいいなぁ~
 …と思ってました。
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 私の父親は薬剤師です
 確かにお医者さんよりお給料は安かったです
 でも、
 毎日17:00には仕事は終わり、
 当直明けの勤務もありませんでした
 今年88歳になりましたが、
 80歳頃までは働いていました。
 父親と同じ炭鉱病院で働いていたお医者さんは、
 みんな亡くなってしまいました。
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 同じ医療職でも立場も仕事内容も違います。
 医師はストレスの多い仕事です
 お医者さんの人生は、
 ただお給料が少し高いだけではやってられません。
 医者冥利(みょうり)
 産科医冥利
 …という院長日記に書いたように、
 医師になってよかったと思う瞬間は、
 お給料をいただいた時ではありません。
 自分が他人の役に立った…!
 と実感できた時です。
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 北里大学名誉教授の塩谷先生も、
 形成外科医の報いに書かれています。
 昔の患者さんから声をかけてもらうと、
 ああ、この俺でも少しは人の役に立ったのだと
 あらためて嬉しく思うのである
 これこそが形成外科医にとっての最大の「報い」である。

 若い先生にもわかっていただきたいです

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