医学講座

第102回日本美容外科学会(JSAS)②

 2014年6月7日(土)東京は雨でした。
 2014年6月8日(日)も雨です。
 JSASの学会運営は、
 長い間、高須克弥先生が担当なさってくださいました。
 残念なことですが、
 昨年から高須先生のお姿がありません
 参加者も少なくなった気がします。
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 形成外科系の美容外科学会とはちょっと違います。
 昨日のあるチェーン店系の先生のご発表、
 聞いていてちょっとなぁ~?
 …と思うものがありました。
 今回我々は、患者満足度の極めて高い、○○二重術、○○法を完成した。
 …と抄録に書かれていました。
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 発表後に座長から、
 先生の発表には、具体的な手術法がありませんでした。
 手術法について説明してください。
 …と発言がありました。
 別の先生は、
 その方法は、
 私たちが考えて、先生に教えた方法です
 …と猛然と抗議されました。
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 私が聞いていて、
 猛然と抗議した先生が言っていることがほんとうだと感じました。
 このような議論は、
 形成外科系美容外科学会では聞けないものです。
 競争の厳しさを感じました
 こちらの学会でも、とても丁寧に、
 正直に発表される先生が大部分です。
 私が聞いていて勉強になる発表もあります。
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 腋臭症に関する発表の後で、
 他の先生たちと会場で話しました。
 患者さんからのクレーム。
 他のクリニックで最新機器で治療を受けても、
 やっぱり臭うと来院される患者さんのこと
 ○○という機器では、
 やっぱり臭いがなくなりませんね
 …など本音の会話ができます。
 JSASに参加する意義はこうした本音の会話です。
 実際に困っていることを他の先生と正直に話せるのが、
 JSASのいいところです。

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