医学講座

第122回日本美容外科学会(東京)②

 美容医療にたずさわる者の一人として、
 とても残念なのは、
 うさんくさいにおいがすることです。
 うさんくさい美容整形
 2014年6月11日の院長日記です。
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 美容
 …の2文字がついただけで、
 何となく
 うさんくさい
 …と思われます。
 美容整形、
 美容形成、
 美容皮膚科、
 美容内科、
 どこを信用していいのかわかりません。
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 美容外科大国の韓国。
 ソウル市に住む韓国の人が、
 たくさんありすぎて、
 どこの美容外科にかかっていいのかわからない
 韓国でも、
 不適切な治療で悲惨な結果になる例があります
 私が子どもの頃にも、
 有名な俳優さんの顔が変形した記憶があります。
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 2015年1月10日(土)
 特別講演で東京都消費生活総合センター
 美容等関連サービスグループ主任相談員
 井坂江美子
から教えていただいたことで、
 ぜひ若い先生に伝えたいことがあります
 名義貸しです。
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 消費者からの相談で、
 契約をしたクリニックが
 突然閉院してしまった
 代金を返還してほしい
 …というのがあるそうです。
 保健所には【閉院届】が提出されていました。
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 病院やクリニックの開設には、
 医師免許が必要です。
 開設届に名前があった医師に問い合わせると、
 (業者に紹介されて)名義を貸しただけ
 自分名義の銀行口座も頼まれて作っただけ
 こんな先生がいるそうです。
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 名義を貸しただけでも、
 診療所の開設である医師には責任があります。
 運営していた業者が、
 借金と負債と後遺症だけを残して、
 どろんといなくなってしまったら、
 先生はどうやって責任をとるのでしょうか?
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 高給優遇の美容外科に就職したつもりが、
 とんでもない悪い人の仲間になってしまうことがあります。
 苦労して取得した医師免許証を、
 そんなことで傷つけると、
 親も兄弟も親戚も悲しみます
 美容整形は、
 高給優遇
 楽でもうかる
 なんて思わないでください
 名義だけ貸してくださいは危険です

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