医学講座

私立医大寄付金3000万円

 昨日の院長日記、
 いい先生の見分け方に、
 私の高校時代の同級生、
 すみれさんからコメントをいただきました。
 私の友人の娘が私立の医学部を受験したとき、
 まず、親の面接でいくら寄付出来るか聞いたそうです。
 そこのうちは、金持ちだったので、3千万位出したみたいだけど。
 医者になってからが、
 大変でしょうが、
 そのとき、医者もいろいろだな、と思いました。

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 私たちが高校生だった、
 50年近く前から、
 私立医大に入学するには、
 寄付金が数千万円もかかると言われていました
 当時は、
 私立医大で寄付金がないのは、
 超難関の慶應大学医学部くらいで、
 新設医大は多額の寄付金を積まないと、
 合格できないと言われていました。
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 実際に3000万円払ったとか、
 6000万円かかったとか、
 いろいろなうわさを聞きました。
 本間家には、
 とてもそんなお金はなかったので
 私が受けたのは、
 お金のかからない札幌医大
 お金をもらえる自治医大でした
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 今日の院長日記で私が言いたいことです
 3000万円の寄付金を払って、
 私立医大を卒業した先生でも、
 とてもいい先生がいます。
 腕のいい外科医もいます。
 卒業した大学で、
 先生を評価しないでください

 いい先生を見逃す可能性があります。
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 私も昔は、
 寄付金を積んで医学部なんてなぁ~
 …と考えていた時代もありました。
 でも、
 学会発表を聞いていると、
 私立医大すごい
 …と思うことがよくあります。
 特に形成外科は、
 私立医大で先に講座になった大学が多いのです。
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 国立大学医学部には、
 2017年4月でも、
 専任の形成外科教授がいないところがあります。
 特待生で合格したのか、
 3000万円の寄付金で合格したのか知りませんが、
 私立医大の卒業生に、
 とてもいい先生がいます。
 卒業した大学で先生を選ぶと、
 大はずれになることがあります。
 注意してください。

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