医学講座

おむつをされる側になったら

 うちの親父が亡くなって、
 3月29日で一年になります
 うちのばあさんいわく、
 いい死にかただった
 確かに、
 肺炎になって一週間で天国に行きました。
 自分が若い頃に働いていた場所で亡くなりました。
 いい病院でした。
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 大腿骨骨折で入院してからは、
 おむつをしていました。
 病院では、
 ほんとうにお世話になりました。
 おむつ交換は大変です。
 赤ちゃんのおむつと違って、
 大人のおむつは大変です
 くさいです。
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 うちの親父は大丈夫でしたが、
 おむつでかゆくなる人がいます
 かゆいと手が行きます
 うんこがついていても、
 本人はわかりません。
 うちの親父は、
 最期まで比較的はっきりしていました。
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 それでも、
 夜になると、 
 病室に小鳥がいました
 どこにいるの?
 …と聞くと、
 あそこの天井にいる
 こんな具合でした。
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 FaceTimeという便利なTV電話で、
 孫の顔と声を聞かせました。
 おじいちゃ~ん
 これにはよく反応していました
 私の弟のこともよくわかっていました。
 最期は、
 母親と弟が看取りました。
 いい人生でした。
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 うちの親父がおむつをしたのは、
 90年の人生のうちで、
 約3ヵ月です。
 それでも大変でした。
 私の切なる願いです。
 おむつをされる側にはなりたくないなぁ~
 もしされる側になるなら、
 できるだけ短い期間がいいなぁ~

 贅沢な願いです

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