医学講座

ある日突然の不幸

 今日は2020年7月31日(金)です。
 新型コロナがなければ、
 今頃はTOKYO2020でにぎわっていたはずです。
 それが世界恐慌以来最悪の不況です。
 日本も米国も大変なことになっています。
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 人生には、
 ある日突然不幸がやってくることがあります。
 私が市立札幌病院に勤務していた時、
 地下の救急部の前に緑の公衆電話がありました。
 エレベーターホールにあったので、
 話している内容がところどころ聞こえてきました。
 今でもよく覚えています。
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 今、市立病院
 お父さんが救急車で運ばれて
 意識不明の重体

 こんなご家族を何人も見ました。
 毎日回診に行っていた救急部には、
 人工呼吸器をつけた患者さんが何人もいました。
 私は市立札幌病院に勤務して、
 ドナーカードを持つようになりました。
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 私たち医療従事者は、
 ある日突然不幸になった患者さんを必死で救命します。
 本間家にも、
 ある日突然の不幸がやってきました。
 残念なことに、
 家内の父は64歳で亡くなりました。
 急性心筋梗塞でした。
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 それからが大変でした。
 家内は、
 『私が北海道へお嫁に来たので、お父さんが早く死んだ』
 …と何年もうつ状態でした。
 時間が解決してくれました。
 今は新型コロナで大変な世の中です。
 できることは密になるところへ行かないことです。
 マスクと手洗いをして、
 できるだけ感染しないように注意することです。
 ある日突然不幸にならないように気をつけましょう。

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