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札幌美容形成外科院長の日記

PCR法

2007年1月6日

 昨日の日記で性感染症のことを書きました。意外と反響があったので最新の検査技術PCR法について記載します。
 PCR法は1993年にノーベル賞を受賞したバイオ技術でポリメラーゼ連鎖反応(ポリメラーゼれんさはんのう、PCR:Polymerase Chain Reaction)と呼ばれる検査手法です。キャリー・マリスさんが車でガールフレンドと夜道をドライブ中に考えついたそうです。画期的なこの手法も、最初はネイチャー、サイエンスなどの著名な科学雑誌に投稿しても認められなかったそうです。
 この手法のすごいところは極めて微量の検体から、全自動の卓上装置で約2時間という短時間でDNAを増幅させ検査するできることです。このPCR法によって犯罪捜査や臨床検査は格段に進歩しました。
 淋菌やクラミジアは従来の培養検査では菌量が少ないと検出されないことがありました。PCR法ができたことにより菌の数が少なくても検査で引っかかるようになりました。
 大部分の医療機関は検査センターに依頼してPCR法による検査をしています。当院ではBMLという検査会社に依頼します。約1週間で検査結果が送られてきます。
 最近は耐性菌という従来の抗生物質では効かない菌が増えてきています。性感染症にかかった時は、病院から出されたお薬をしっかり内服して必ず通院し検査を受けてください。
 自己判断で内服を中止したり、症状がなくなったからといって通院を止めたりすると、菌が生き残ってしまいます。当然のことですがパートナーも一緒に治療しないと、またあなたに菌が戻ってきます。性感染症にかかったら正直に告げることです。誰から移ったかわからないような性生活をするとHIVにも感染してしまいます。若年者の性感染症では混合感染といって複数の性感染症に同時に感染している場合が多いことも特徴です。淋菌感染症の63%にクラミジアが、尖圭コンジローマの40%にクラミジアが感染しています。夜遊びをしすぎると、とんでもない人生の結末が待っていますよ。


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