
日本美容外科学会で10月7日(日)に聖路加国際病院形成外科の小松一成先生が、「当院におけるsecondary
blepharoplastyへの遊離脂肪移植の検討」という演題を発表されました。
聖路加国際病院形成外科は大竹尚之先生をトップとする日本でもトップクラスの形成外科です。
大竹先生は元北里大学形成外科助教授、bQの松井瑞子先生は元東京慈恵医大形成外科講師でスタッフも超一流です。
先日書いた、塩谷先生のお薦めが大竹先生です。
聖路加国際病院形成外科の特徴は、他院で手術を受けたが、結果が不満足だったので修正を希望される方が多いことです。
私も本州からメール相談を受けた方には、大竹先生をご紹介しています。
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secondary blepharoplastyとは二次的眼瞼形成術と訳します。簡単に言うと修正手術のことです。
修正手術は、一度も手術を受けたことがない人に比べて、手術が何倍も十倍以上も難しいのです。
聖路加国際病院では2004年4月から2006年4月までの2年間に、245例の眼瞼形成術を行い、そのうち154例が修正手術でした。63%が修正手術というのは、他の病院ではない数字です。
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修正手術が難しい理由は、前の手術により瘢痕というキズが皮膚の下にできているためです。その目に見えないようなキズに引っ張られて、ラインが乱れたり、キレイに二重の線ができないことが原因です。
よい結果を出すまでに、何度も手術をしなければならないこともあります。
修正手術を希望される方は、
・ちょっとだけ二重の幅を狭くしたい
・ちょっとだけ二重の幅を広くしたい
・かすかについた余計な線を消して欲しい
・わずかな左右差をちょっとだけ直して欲しい
・右が平行型で左が末広型なので、両方とも平行にしてほしい
などなど…、ご希望はよく理解できるのですが、実際に治すのは大変なのです。
中には、誰が見ても不自然でお気の毒な方もいらっしゃいます。
問題なのは、本人が指でちょっとクセをつければ‘治る’ような軽微な修正です。一見、手術が‘簡単’だと思われるような修正手術でも難しいことがあります。
簡単に直ることもありますが、何度も手術を受けている方は思わぬ線ができることもあります。
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小松先生が学会で発表された症例は、いずれも変形が高度で、難しい症例ばかりでした。
聖路加では、左上腕内側(二の腕の内側)から、脂肪を取ってそれを上まぶたに移植して修正していました。
脂肪を移植するのは、瘢痕というキズに皮膚が引っ張られて、余計なラインができるのを防ぐためです。
他院で手術をされていると、最初にどんな手術をされたのかわからないこともあり、修正には苦労します。
苦労して治しても、はじめて手術をした方よりも結果が劣ることが多いのが修正手術です。
聖路加のような「駆け込み寺」があるので、暗い夜道も明るくなります。
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