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札幌美容形成外科院長の日記

ペルテス病

2007年11月24日

 私は幼稚園の時にペルテスという病気になりました。
 50年も経った現在でも原因不明の病気です。
 6歳前後の男の子に多く、大腿骨という太ももの骨の頭(骨頭といいます)が徐々に崩れてきます。骨の血流障害が原因ですが、なぜ血流障害になるかはわかっていません。
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 大腿骨は、体を支えるために、太く丈夫にできています。
 テーブルの脚と同じで、ぐらぐらすると困るので、体についている部分は、骨盤という骨にがっちり食い込んでいます。
 骨盤に食い込んでいる部分も、動かないと脚を開いたり、前後に動かしたりできないので、ベアリングのように丸くなっています。
 この丸くなっている部分が、崩れていびつになるので歩けなくなるのがペルテス病です。
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 私の初発症状は、『歩き方が変!』だったようです。
 少し、痛みもありましたが、耐えられない激痛ではありません。
 手稲療養所で外科の近江谷先生がレントゲンを撮って診て下さいました。
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 レントゲンは暗い少しひんやりした部屋で撮られました。
 レントゲンを撮ってくださったのは、まさるちゃんのお父さんです。
 レントゲン室は現像液の臭いがする部屋でした。
 私はレントゲンは好きでした。なぜかというと、ただじっとしていれば終わるからです。
 注射のように痛いこともありません。
 レントゲンを見てもあまり変化がなかったようです。外科の近江谷先生は股関節脱臼を疑われました。
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 股関節脱臼にしては治らないので、私は北大病院へ紹介されました。
 北大でかかったのは整形外科でした。
 私は子供だったので、外科も整形外科もわかりません。
 当時の整形外科は外科から分かれて独立し、まだ10年くらいだったようです。
 整形外科といえば、美容整形?といわれ、骨折は『骨接ぎ』といわれる整骨院に行っていた時代でした。
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 北大でついた診断名がペルテス病。
 整形外科ではレントゲンを撮られ、診察室を歩かされました。
 『向うの壁まで歩いて行って、戻ってきて。』
 整形外科医は歩行分析をして、診断をつけたのだと思います。
 今ならわかるのですが、5歳の子供には『何でボクは歩かされるんだ?』
 『注射よりマシだけど、早くしてよ!』という思いでした。
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 私は入院治療が必要であること。
 その後も、装具を着用しなければならないこと。
 しっかり治療しなければ、歩けなくなること。などの説明を受けたはずです。
 自分では覚えていませんが、両親や祖母が心配したのは想像できます。
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 北大病院が満床だったのでしょう。私は知事公館の近くにある愛育病院という北大の関連病院へ入院しました。5歳の時でした。
 入院したのは11月。期間は約一ヵ月でした。
 入院中のことは今でもよく覚えています。
 私が医師になってからも、5歳の時に入院した経験は生きていました。
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 5歳の子供でしたが、入院中にはいろいろ辛いことがありました。
 たった一ヵ月の入院でしたが、貴重な体験でした。
 自分が入院したから、医師を目指したのではありません。
 ただ、自分が入院したからわかることがありました。50年たっても生きています。
 別な日に私の入院生活について書きたいと思います。

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手稲療養所の慰安旅行で行った洞爺湖です
父と一緒に行ったようです。病気になる前です。


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