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札幌美容形成外科院長の日記

コルセット

2007年12月1日

 ペルテスになって愛育病院へ入院した私は、無事に退院できました。
 入院中はギプスをつけたり、下肢を牽引したりの治療でした。
 退院後は大腿骨にかかる負荷を減らし、下肢の安静を保つ目的で装具を作りました。
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 私が子供の時は、装具をコルセットと呼んでいました。
 お風呂に入る時と寝る時以外はすべてコルセットをつけていました。
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 コルセットを作ってくれるのは、義肢装具屋さんという専門家です。義肢装具士という国家資格があります。
 私の装具を作ってくれたのは、北大病院の近くにあった馬場義肢製作所というところでした。
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 整形外科の先生の指示で義肢装具士の方が私の採寸をしてくださいます。
 ある程度できたところで仮合わせをして、微調整を経て完成です。
 コルセットができるまでは、歩行禁止でした。
 出かける時は『おんぶ』です。
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 今にして思えば、ずっとおんぶは大変だったと思います。
 3歳下の弟はヨチヨチ歩きで、大きな私がおんぶでした。
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 このコルセットが高価でした。当時は健康保険の適用はありませんでした。
 私はコルセットを2回作りました。
 一個が\18,000でした。
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 当時、私の父はスクーターに乗っていました。
 中古のラビットスクーターを購入して、自分で手入れをして乗っていました。
 私のコルセットは、その中古のスクーターとほぼ同じ価格でした。
 今では20万円以上でしょうか?父の月給と同じ位の額だったと記憶しています。
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 子供心に、高いものを買ってもらって親に申し訳ないと思っていました。
 私が開業する時に、保険診療でなるべく費用がかからないようにと考えたのは、この記憶に影響されています。
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 親は自分のワキガ体質が遺伝したので、子供にはイヤな思いをかけたくないと考えます。
 ふつうの人はワキガ手術が健康保険で受けられるとは知りません。
 人知れず手術をしたいと思うので、美容外科へ行きこっそり手術を受けます。
 20〜30万円で‘治る’ならと考えてローンを組んでも手術を受けます。
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 私は、自分が子供の時に入院して治療を受けて、親に高いコルセットを2回も作ってもらったので、保険が効くものは保険で安く手術をしようと考えて開業しました。
 もし、自分の体験がなければ、このような発想は浮かばなかったと思います。
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 日本の医療保険制度は‘倒産寸前’の赤字企業です。
 医療費の配分も適正に行われていると考えにくい部分もあります。
 せっかく高い保険料を払っているのですから、これを利用しない手はありません。
 ワキガ手術も何年かすると保険から外されることも考えられます。
 かしこい納税者になって、利用できる制度は大いに利用しようではありませんか。


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