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札幌美容形成外科院長の日記

鉄人28号

2007年12月2日

 左下肢に装具をつけていた私は、歩き方がロボットのようでした。
 幼稚園で誰かが、鉄人28号みたいだと言いました。
 鉄人28号は当時流行していた、ウルトラマンの原型のようなロボットでした。
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 私は鉄人28号と呼ばれることを喜んでいました。
 そのロボットは正義の味方で、悪者を次々とやっつける、カッコいいロボットだったからです。
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 私の周囲の子供たちは、育ちがよかったのか?‘いじめ’はありませんでした。
 むしろ私が女の子の髪を引っぱっていたそうです。
 私はあまり記憶がないのですが、札幌西高校へ入学した時に、幼稚園から小学校まで同級だった女の子に会い、『昔、本間君に髪を引っぱられた』と言われ、謝ったことがありました。
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 幼稚園へどうやって通ったのか忘れましたが、幼稚園の遠足では、神社の階段を園長先生が、私をおんぶして上がってくれました。
 コルセットをつけて、外でも遊んでいたような気がします。
 子供は驚くほど適応力があるので、私が手術した子供たちも、ギプスをつけながら器用に遊んでいたことを想い出します。
 こうして、私は約一年間コルセットをつけて幼稚園へ通園しました。
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 整形外科のおかげで、私の骨は変形することもなく成長できました。
 札幌医大に入学してから、整形外科の臨床実習がありました。
 実習担当の先生に、『僕は昔ペルテスで整形外科のお世話になりました』と話しました。
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 『今は何ともないの?』と聞かれました。
 私は、母親から歩き方が変だと言われたことはありますが、特に問題なく、スキーもできますと答えました。
 じゃぁ、念のためレントゲンを撮ってみようということになり、私は20年ぶりくらいで股関節のレントゲンを撮りました。
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 レントゲンを読影してくださった先生は、『本間君、ペルテスだったのは右か?左か?どっちだった?』と言われました。
 私は今回、日記を書くために古い写真を見て、左とわかりましたが、学生の時はどちらだかはっきりわかりませんでした。
 『おそらく左だったと思います』
 先生は、『イゃ〜、こりゃ、どっちかわかんないほどよく治っているゎ』と仰ってくださいました。
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 私は今でも、歩き方が少し変です。
 でも、別に股関節に痛みもありませんし、歩行も水泳もできます。
 手稲でペルテスが見つかり、北大から愛育病院へ紹介され、しっかり治していただいたことに感謝しています。
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 ペルテスのことは、家内にも息子にもあまり話したことはありません。おそらく知らないと思います。
 私の親や親戚は、よく覚えていると思います。
 祖母は、骨によいからと言って、ホッケという魚の骨を焼いて、それを子供の私に食べさせました。
 これを食べると骨が丈夫になるから。
 小さい子供にとって、ホッケの骨は美味しいものではありませんでしたが、私は骨を丈夫にするという言葉を信じて、固い骨をカリカリと食べていました。


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