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札幌美容形成外科院長の日記

お辞めなさい!

2007年2月7日

 柳澤伯夫(やなぎさわはくお)厚生労働大臣がまた問題発言をしました。若者が「結婚し、子どもは2人以上持ちたいという健全な状況にある」と言ったそうです。
 朝日新聞の記事によると、心理学者の小倉千加子さんは「結婚したい、子供が2人以上ほしい、というのを健全とすること自体、古い道徳観からくる発言で、年齢的な限界を感じる」と言う。「こういう発言が止まらない人が厚生労働大臣をしているから、ピントのずれた政策が続き、少子化が止まらないのだと思う。(夫の発言をメディアでしかった)奥さんはずっとまともな方のようだから、これからは外で何か発言する前に、奥さんにチェックしてもらった方がいい」と話した。
 この人には厚生行政を担当する能力がありません。はっきり言って大臣を辞任すべきです。奥さんに代わってもらった方がまだまともな行政ができます。
 医学常識として、普通に結婚して、普通に性生活を送っている夫婦の10組に1組は子供ができないと言われています。子供が欲しくてもできない夫婦が10%もあるのです。
 運良く、子供ができたとしても、北海道の地方都市では産婦人科が次々となくなっています。お産ができる病院がなくなってきているのです。こんなことを知っているのでしょうか?タレントから知事になった方の方が、東大法学部を卒業してエリートコースを歩んだ議員さんよりよほど庶民的です。
 産婦人科が敬遠されるのは日本だけではありません。私がお隣の国、韓国に‘二重埋没法’の講師として招かれて実技指導に行った時のことです。韓国でも、産婦人科を辞めて美容外科になりたい先生がたくさんいらっしゃいました。リスクの高いお産を扱うのは、どこの国でも嫌がられているようです。ある先生が言っていました。『美容外科はたとえ失敗しても患者さんが死ぬことはないが(注:脂肪吸引などで死亡事故があります)、お産は下手をするとお母さんと赤ちゃんの2人を失うことになる』
 また、ある都会の病院(札幌ではありません)の先生が言っていました。最近の妊婦さんは病院を選ぶので、和食・洋食・中華とそれぞれシェフを雇い、自分が食べたこともないような‘生きた鮎(アユ)’なんて食材を購入しなければならない。と嘆いていました。その先生も、産婦人科は大変なので辞めたいと言われていました。安心して子供を生んで育てられる国づくりをしないと日本の将来はありません。


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