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札幌美容形成外科院長の日記

銃創

2007年4月18日

 長崎の伊藤市長様が拳銃で撃たれてお亡くなりになりました。本当に残念で許しがたい事件です。以下は長崎市のHPから引用いたしました。
 伊藤市長のプロフィール
 ■氏名 伊藤一長(いとういっちょう)本名(いとうかずなが)
 ■生年月日 昭和20年8月23日
 ■出身地 長崎県長崎市
 ■最終学歴 早稲田大学政経学部政治学科卒業
 ■趣味 読書、家庭菜園、スキューバダイビング
 戦後生まれの医師で、海外など特殊な勤務をなさった先生でなければ、銃創をみたことがある医師は少ないと思います。日本で銃創を診ることはマレです。
 私は市立札幌病院で一回、札幌医大で一回、合計2回銃創を診たことがあります。救命救急センターの先生から依頼されて診察しました。市立札幌病院では暴力団、札幌医大ではロシアのマフィアによる事件でした。
 拳銃で撃たれたキズは小さなキズです。普通は入ったところと出たところにキズができます。
 拳銃の銃弾は刃物とは違い、ただ入ったところと出たところの間にキズができるのではありません。銃弾はクルクルと高速で回転しながら体内を突き抜けるので、周囲の組織を引きちぎりながら損傷します。
 長崎大学では医師団が懸命の手術をしました。銃弾が心臓をグチャグチャにしてしまったのです。朝日新聞によると、右心室下側に長さ約4p前部に約3pの裂傷がありました。搬送時にすでに心肺停止状態だったため人工心肺装置を取り付け、手術で止血処置をしたと記載されていました。
 どんなに優秀な心臓血管外科医でも治せないキズだったと思います。懸命に手術をしても治せなかった時はとても残念です。米国でも銃による大量殺人事件がありました。
 私は日本の社会に拳銃は不要だと思います。もっと暴力団から拳銃を取り上げる政策や取締りが必要だと思います。伊藤市長のご冥福をお祈りいたします。


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