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札幌美容形成外科院長の日記

新聞の影響

2007年6月2日

 私は平成元年4月から市立札幌病院で形成外科の診療をはじめました。当時は、皮膚科外来で午後から週に2回外来診療を行っていました。
 私の職位は皮膚科医師。皮膚科専門医でもないのに、皮膚科医になってしまいました。市立札幌病院内でも形成外科で、どんな治療をしているか知られていませんでした。まして札幌市民で市立病院に形成外科医がいることを知っている人は皆無でした。
 宣伝ができないため、外来を開いても‘お客様’の数は少なく、何とか形成外科を‘宣伝’したいと考えていました。平成元年の札幌市長は板垣武四さんでしたが、平成3年から桂信雄市長にかわられました。私は桂市長に直訴して、市立病院で形成外科の診療をしていることを、札幌市の広報に載せていただきました。
 保健所に届けた標榜科目ではないので、市立札幌病院皮膚科の‘形成外来’としてです。字で見ると、形成外科も形成外来も同じように見えます。広報さっぽろに載せていただいた時はとても嬉しかったです。
 広報さっぽろには、形成外科とはどんな科で、何を治療しているかを掲載していただきました。その中で、わきがを保険で治療できると載せました。札幌美容形成外科の診療方針の原点です。
 広報を読まれたご婦人が、古い北海道新聞の切抜きを持参して市立札幌病院へ来院されました。その記事には、3人の形成外科医が登場し、わきがの治療法について述べていました。3人とも開業医でしたが、わきがには保険はききませんと書いてありました。
 開業医でも形成外科メモリアル病院などでは、保険診療でわきが手術をしていましたが、北海道新聞に保険がきかないと書かれていたため、そのご婦人はずっと保険がきかないものと信じて疑わなかったそうです。
 広報さっぽろと道新の切り抜きを持参され、『本当に保険がきくのですね』『これでようやく手術を受けられます』と手術をお受けになりました。
 新聞の影響は大きく、記事の内容は無条件で信用されます。わきが手術は簡単ではありません。北海道新聞社がわきが特集を組んでくれることを期待しています。


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