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札幌美容形成外科院長の日記

ビルの条件

2007年6月29日

 札幌美容形成外科のような美容外科クリニックが入居できるビルには条件があります。一般的なオフィスビルでは、水と排水の問題があります。現在、札幌市内に新しくできているビルの多くはオフィス仕様です。床がOA用にファイバーやケーブルを配線できるように作ってあります。
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 美容外科診療所では、もちろんOAも大切ですが、それ以上に大切なのが水です。手を洗うのにも、手術器械を洗うのにも、タオルを洗うのにも水が必要です。水を使うと、水を流すための排水が必要になります。水道は給水圧があるので大丈夫ですが、排水は勾配をつけないと水が流れません。
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 ビルを設計する時から、水と排水の問題を考えていればOKなのですが、オフィスビルで水があるのはトイレと給湯室位です。そこまで配管をしなくては水を使えません。
 水の次は、室内の温度です。今はエアコンがついていないビルはありませんが、設定温度はせいぜい25〜26℃です。服を着て過ごすことが前提になっています。
 手術室では服を脱いで手術を受けます。スタッフは冬でも半袖が当たり前。オフィス仕様のエアコンでは出力不足が懸念されます。
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 レーザー機器を使う部屋は、200Vの電源が必要な場合が多く、電気容量が足りないため、電機室から新たに配線を引くこともあります。
 換気設備もレーザーで毛が焼ける臭いが出るため、通常のオフィスよりも強力な換気扇が要ります。
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 手術室には無影灯という大きなライトがあります。このライトを吊るすには通常の天井高では不足することが多く、現在の札幌美容形成外科は2800といって、天井までの高さが2m80cmあります。天井の強度も必要で、無影灯を吊るしたために天井が抜けてしまっては大変です。
 全身麻酔では酸素と笑気という麻酔ガスを使い、さらに吸入麻酔薬も使います。このガスを外へ出すための、余剰ガス排出装置が必要になります。通常のビルでは、外へガスを排出する経路がありません。そのため、ビルの壁に穴を開ける必要が出てきます。
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 普通のオフィスビルは日曜日はお休みのところが多く、日曜日には玄関がしまってしまいます。
 日曜日でも入り口が開いているビルで、深夜に急患があっても対応できるビルが必要です。
 駅から近くて便利で、これらの諸条件を満たすビルを探して、工事が完成するまでは、現在地で診療を続けます。
 平成19年末までに取り壊しは、おそらく‘絶対に’ないと思います。


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