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札幌美容形成外科院長の日記

頭を冷やす

2007年7月25日

 私は短気ですぐに怒ります。なるべく怒らないように気をつけていますが、自分の正義感や道徳観と合わないことには強い憤り(イキドオリ)を感じます。すぐに行動に移すので、日記にも随所に私の憤りが出ていると思います。
 外科医には気が短い人が多いかも知れません。瞬時にいろいろな判断をしなくてはダメなので、モタモタしているのは嫌いです。
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 頭を冷やしてよく考えなさいとか、頭を冷やしなさい!という言葉があります。
 医学的に頭を冷やして冷静になれるかどうか??? わかりません。病院で頭を冷やすのは熱がある時くらいです。
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 手術中はどんなことがあっても冷静沈着に対処します。なかなかできることではありません。経験と勉強が必要です。
 航空機のパイロットといっしょで、生身の人間相手の仕事ですから、いつも快適な水平飛行ばかりではありません。
 時には予期しない乱気流に巻き込まれることもあります。慎重に操縦桿をにぎり機体を立て直します。
 頭を冷やしている暇はありません。瞬時にいろいろな判断をします。
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 昨夜のフジテレビ23:30からのニュースJAPANで、先日ご紹介した市立札幌病院救命救急センターが出ていました。
 鹿野 恒(かの ひとし)先生が出ていらっしゃいました。
 私は、鹿野先生と一緒に働いたことはありませんが、以前は札幌医科大学にいらっしゃいました。
 日本脳神経外科学会脳神経外科専門医
 日本救急医学会認定医
 日本救急医学会指導医
 私の記憶が正しければ、鹿野先生は札幌医科大学高度救命救急センターにいらして、脳をガンガン冷やしていました。
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 心臓が止まった人を助けるのが、経皮的心肺補助(PCPS)であることは、7月15日の日記に書きました。
 昨日のテレビでは、鹿野先生が手のひらにのるほどの円形の装置を持っていらっしゃいました。
 その装置で血液を脳に送り、同時に血液を冷やして、脳を低温に保ちます。温度を下げると、脳の代謝が減り、心臓が止まった人でもダメージが少なくなります。
 簡単に言うと、心臓が止まると、止まった瞬間から、脳が死んでいくのですが、冷やすことで死ぬのが遅くなり助かるのです。
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 昨日のテレビでは、鹿野先生に助けていただいた男性が奇跡だとおっしゃっていました。
 私が市立札幌病院に勤務していた頃は、経皮的心肺補助(PCPS)はありませんでした。
 たまたま、冬に心肺停止になり、心臓が止まって‘死んだ’状態で搬送された方がいらっしゃいました。その方は、発見されるまで何時間もかかっていましたが、寒い札幌の冬のおかげで脳が助かり、元気になって退院されました。
 当時から脳を冷やすと良いことがわかっていましたが、このような症例はマレでした。
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 今日のフジテレビ23:30からのニュースJAPANでも、救急医療の話しが出るようです。
 私を含めて、人間はいつどこでどんなことが起こるかわかりません。興味がある方は是非ご覧になってください。私が見てもヤラセはいっさいありません。


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