昔の記憶

函館の想い出①

 函館中央病院には…
 たくさんの想い出があります。
 昭和63年4月から平成元年3月までの
 一年間は、
 濱本淳二先生
 鳴海栄治先生
 と3人で勤務しました。
 他の病院が2人体制だったのに、
 3人で比較的余裕がありました。
 私が2番目で、
 濱本先生は北大形成外科の元助教授。
 大ベテランの先生の下で、
 充実した毎日でした。
      ■         ■
 前任地の釧路労災病院では、
 2人体制で…
 労災病院という立場上…
 救急患者が多く、
 とても忙しい病院でした。
 私が函館へ赴任した時は33歳でした。
 子どもは…
 長女が4歳6ヵ月。
 長男が2歳6ヵ月でした。
      ■         ■
 長女は幼稚園を3回変わったため…?
 とにかく…
 駄々っ子で…
 家内をいつも困らせていました。
 よくスーパーへ行くと…
 スーパーの床を転げまわって…
 駄々をこねている子どもがいます。
 長女は、まさにこれでした。
 私は怖い『おやじ』だったので…
 私と一緒の時は…
 床を転げまわることはしませんでしたが…
 家内と一緒の時は…
 駄々っ子を発揮していたようです。
      ■         ■
 函館中央病院へは…
 五稜郭から歩いて通勤していました。
 近くにあった、
 函館五稜郭病院の横を通って、
 丸井今井デパートの横を通って、
 毎日、通勤していました。
 先日、函館を訪れた時は…
 観光バスや乗用車で道が溢れていました。
 家内と思わず…
 すごいところに住んでいたんだねぇ~
 と話していました。
      ■         ■
 札幌へ転勤してからは忙しくなりましたが、
 函館の一年間は、
 子どもと五稜郭公園に行ったり…
 家内の実家に夏休み行ったり…
 濱本先生のお許しを得て、
 カナダの国際学会へ行かせていただいたり…
 人生の中でも…
 一番、ゆっくりできた時期だったように思います。
      ■         ■
 家でも…
 子どもと一緒にお風呂に入ったり、
 なるべく子どもと遊んでいました。
 長女の幼稚園のクリスマス会にも行けました。
 函館には温泉がたくさんあり、
 よく温泉家族風呂へ行きました。
 この頃は…
 将来、自分が開業して…
 美容外科医になるとは…
 夢にも思っていませんでした。
 平凡な勤務医がいいと思っていた、
 幸せな時代でした。


1988年9月20日
長女の5歳の誕生日です

“函館の想い出①”へのコメント

  1. 函館の看護師 より:

    ゴールデンウィークが過ぎ今では五稜郭も静けさを取り戻してさみしいもんです。
    温泉家族風呂は今でも健在です。

    銭湯の数より温泉が多いのがラッキーなところです。

  2. たけ より:

    濱本先生・・・名医ですね。
    形成外科に疎い私でも大浦先生や濱本先生は大先生だなと思うほど有名ですね。

    勝手な私の思いこみですが、まさか先生が美容形成外科医になるなんてかなり驚きました。
    でも先生の優しい口調は美容形成で開業された今も患者さんにとってはとても安心できる優しい声と口調だと思いますよ!!

  3. らずべりー より:

    若い時良い先輩先生に恵まれて、充実していたんですね。
    奥様も綺麗ですし、お子様も楽しそうな表情ですね。
    主な人のパーソナリティ形成は3歳というお話を聞いた事があります。
    母子とのコミュニケーションが大事だというお話でした。
    上の娘さんは、幼稚園を変わって環境や人間関係の変化に慣れるまで小さい体で大変だったのかなっと感じました。
    しかし、本間先生も公園で遊んだり、愛情を注がれていたので、娘様はきっとそれを感じておられるのではないかと思います(今は素直になれない?のかも)
    人生を長い目で見ましたら、色々あったけれども……、回り道したけれど…という事もあるのかなぁって思いました。

  4. らずべりー より:

    訂正、追記
    人の主なパーソナリティの形成は3歳までと書きたかったんですm(._.)m
    もちろん、その後もパーソナリティは形成されます。

  5. 平松 奈緒美 より:

    道南…って言うと、私は一種独特の色や匂いを感じます。
    高校生1年生から5年ほど続けて道南の江差町に、あるイベントに参加するために通い続けました。それからしばらく道南方面には行きませんでしたが、4年ほど前に道の駅のスタンプラリーにはまり完全制覇をした時、20年以上ぶりで函館や江差に行きました。やはり…何年たってもその印象は強く・濃く変わりませんでした。

    でも…一番の思い出は、函館のあるデパートで、父と間違えて知らないおじさんと一緒にエレベーターを降りて迷子になったことですね…。

  6. さくらんぼ より:

    素敵な写真ありがとうございます。
    私はおじさんたちに会うので頭がいっぱいで 五稜郭がどんなだったか 覚えていません。でも 夜に見た函館の夜景は すばらしかったです。昔は デジカメもなかったので写真屋さんが修学旅行に一緒に付いていき写真を撮り 、帰って来てから 廊下に張り出され 自分の欲しい写真の番号を記入し注文しました。が 函館の夜景バックの写真はありますが、五稜郭はありませんでした。一日目の宿泊は洞爺湖温泉だった?ような。。おじも五稜郭の近くに住んでいました。一度も函館の自宅に伺った事はなかったです。おじの結婚式は 山形の私の近くでしたので 私もお呼ばれして行きました。白い船員服が格好良かった事を思い出します。
    娘さんも お母さんにいっぱい甘えたい時期に 三回も 幼稚園を変わられて 大変だったのですね。私の息子も保育園に 置いて来る時に泣かれ 大変でした。家の回りに子供がいなかった事と 仕事をするために 一歳から預けましたが、もっと 余裕のある生活だったら 一年保育で 私の側で 絵本を読み聞かせしたり 母と子の絆を 深めたかったな〜 と今になって思います。よくスーパーに行くと 買って欲しいお菓子などの床で転げ回っている子供さんがいますが、(今はみかけませんね) お母さんが 知らないふりしているのも かなり度胸がいりますよね。
    温泉がたくさんあるのは嬉しいですね。中学の修学旅行のアルバム 後で開いてみます。行く機会がありましたら おじさんの住んでいた函館・温泉が沢山ある函館に行きたいと思います。 ちなみに 修学旅行に付いていった写真屋は 父の妹のだんなさんで父方のおじさんです。
    函館の先生は幸せいっぱいでしたね。

  7. さくらんぼ より:

    この場をお借りできるのなら掲載していただけませんでしょうか?今日5月12日(火)午後1時15分から山形地裁で荻野先生の第6回公判が開かれますので山形の方で都合つく方はぜひ 傍聴して荻野先生を応援してください。
    宜しくお願いいたします。

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