医学講座

第5回国際美容外科学会④

 学会は昨日で終了しましたが、
 今日は、西新宿の神奈川クリニックで、
 ライブサージェーリーがありました。
 中国や韓国の学会では、
 ライブサージェリーが盛んです。
 手術を実際に見学して、
 その場で討論をするやり方です。
 とても勉強になりますが、
 実施するのはとても大変なことです。
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 まず、患者さんに、
 協力していただかなくてはできません。
 大勢の前に出てもよい。
 ‘実験台?’になってもよい。
 という方を見つけるのが大変です。
 術者と患者さんの、
 強い信頼関係がなければ実現できません。
 手術室には、
 大勢は入れないので、
 隣室でビデオで見学しました。
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 今日の最初のライブサージェリーは、
 名古屋の鶴舞公園クリニック
 深谷先生でした。
 深谷先生は、
 糸を使った若返り手術がお得意です。
 元は国立病院で
 アトピー性皮膚炎などを治療していた
 皮膚科の先生でした。
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 深谷先生の患者さんは、
 先生のクリニックの職員の方でした。
 年齢を聞いた会場の先生から、
 『若い!』
 と感嘆の声が上がりました。
 実際の年齢よりも、
 10歳以上、若く見える方でした。
 この方は、
 先生の患者さんでもあり、
 すでに糸の手術を受けていらっしゃったので、
 若く見えたのだと思います。
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 深谷先生は、
 昨日も発表されました。
 驚いたことに、
 日本語、
 英語、
 ロシア語、
 の3ヵ国語で発表されました。
 もちろん、
 発表資料(パワーポイントというPC)の画像も、
 言葉も3ヵ国語でした。
 録音とか通訳以外で、
 3ヵ国語を聴いたのははじめてでした。
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 ロシア語で発表なさったのは、
 座長をなさっていた、
 APTOSの発明者である、
 スラマニーチェ先生が、
 ロシア人だからです。
 ロシア語が出て、
 感激していらっしゃいました。
 今日のライブサージェリーでも、
 スラマニーチェ先生から
 適切なコメントがありました。
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 午後のライブサージェリーでは、
 高須克弥先生の、
 ランチタイムにできる若返り手術
 がありました。
 高須先生が、
 昨年11月に自ら受けられた手術です。
 耳の前を少し切って、
 たるんだ皮膚を引き上げる手術でした。
 会場のペルー人の先生が、
 ランチタイムより短い時間でできるので、
 コーヒーブレイクでできる手術?
 と名前を変えたら?
 と言われるほど、手早い手術でした。
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 高須先生の患者さんも、
 長年のお付き合いがある方とお見受けしました。
 実年齢は不詳ですが、
 20歳近く若く見えるとのことでした。
 中国や韓国の先生が、
 熱心に聴いて質問していました。
 患者さんが、
 会場にいらしてくださり、
 実際にキズを見せてくださいました。
 高須先生との強い信頼関係を感じました。
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 他に、神奈川クリニックの、
 伊澤先生と峰岸先生の手術がありました。
 神奈川クリニックのご協力で、
 ライブサージェリーが実現できました。
 院長の山子先生、
 会場や食事、
 コーヒーや飲みものまで
 準備してくださった、
 神奈川クリニックのスタッフの皆様に、
 心から感謝いたします。
 とても有意義な3日間でした。

“第5回国際美容外科学会④”へのコメント

  1. 函館の看護師さん より:

    お疲れ様でした。
    とても内容の濃い充実した学会だったとお見受けします。
    美容形成分野は本当に進化しているのですね。
     
    ちょっと話がずれるのですが、最近いつも以上にいろいろな所に出ることが多くいつもよりきちんとお化粧をする機会がありました。
    その時瞼の上にアイシャドーをつける際にすごく皮がたるむんです。
    ブラシで内側から外側へ移動するとたるむ感じがして以前のようなハリがいまいち感じられずたるんでいるように感じます。
    見た感じは眼瞼下垂まではいかないのですが、だんだんたるむのか?と心配になっています。
    先生のブログを毎日読んでいるといろいろな部分が気になるようになってきました。
    自分も美容形成をしてみたい・・・と徐々に感じるようになっています。

    このように学会のお話を聞くと美容形成の進歩に美容形成はどんどんメジャーになっていくのかな?と思いました。

    まずは学会お疲れ様でした。

  2. さくらんぼ より:

    お疲れ様でした。内容が濃いですね。実際手術を見学できるなんてすごいです。 函館の看護師さん、私なんて 51歳ですよ(苦笑)なんの 美容整形も受けてないから ひどいもんです。 瞼の脂肪や、 目の下の目袋、眉間の深い縦しわ、口のしわは ひどいのですが 今年の秋は いつもより肌あれがなくしっとりしています。 たぶん 本間先生のところのソニシオン美顔器とカバーマーク のおかげだと思います。カバーマークは最初はべたつくかなあと おもいましたが 最近は塗るこつもわかり 今ファンデーションはカバーマークだけです。なかなか減らず 半年は持ちますね。 あ〜・・ぁ、 私も 若く見られたいなあ〜。田舎はまだまだ 整形に対する偏見があるとおもいますが私くらいから下は 治したくても、お舅やお舅めの手前 できない方もたくさんいると思います。こんなに美容整形が 進歩してるなんてびっくりです。
    お疲れ様でした。

  3. 本間先生こんにちは。
    わたしの発表とライブを好意的に記事に取り上げていただいてありがとうございますm(_ _)m。
    ところで、発表の言語ですが、実はあれ、日本語・英語・ロシア語に加えて、グルジア語がちょっとだけ混ざってました。
    なんでかというと、あのひとたち、ロシア人じゃなくてグルジア人なんですね。(英語表記はGeorgiaで発音ジョージアなんで、アメリカのジョージア州と同じ)
    で、グルジアは、この間、ロシアと戦争はじめて、仲悪いでしょう?Sulamanidzeてのは、グルジアの名字で(ウクライナ人に聞いたらそういってました)息子の名前はGeorge(=グルジア!)。かなりの愛国者であろう、旧ソ連だからロシア語はもちろんわかるけど、ロシアはたぶん嫌いなんじゃないか?と読みました。
    だからpowerpointの最後にグルジア語(アルファベットが独特です)で、「ありがとう」と一枚入れました。これ受けたみたいですね。愉快そうに笑ってたから。
    ちなみに、わたしが多国語でやったのは、いつも息子がついてきてお父さん一言もしゃべらないから、英語よくわからないのかも?と思って気をきかせたのと、わたし自身が英語に自信なかったからです(^^;。ロシア語ならカタコトわかるから、混ぜれば、英語力貧しいのが目立たないかと思って。
    しかし、英語上手な人は、ほんと上手ですよね。うらやましい。

  4. 追伸)
    あのひとたち、発表の最後に、「ジョージアはいいところだ、ぜひジョージアに来てくれ」って必ず付け加えてましたが、会場のかなりのひとが、アメリカのジョージア州と勘違いしてたんじゃないかしらん。
    「Dr.Sulamanidzeは、アプトス発明して富豪になって、アメリカに移り住んだのだろう」って思った人もいたかもですね(^^)。「日本では『グルジア』と発音したほうがいい」って教えてあげればよかったな。

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