医学講座

第101回日本美容外科学会(JSAS)⑤

 第101回日本美容外科学会(JSAS)の最後です。
 十仁スピリットという院長日記を…
 2008年5月12日に書いています。
 こんなことを書くと、
 十仁病院の梅澤先生に叱られるかもしれません…
 私が勝手につけた名前です。
 私に美容外科を指導してくださったのは、
 中央クリニック新宿院の日高士郎先生でした。
 日高先生は、東海大学医学部をご卒業後、
 正確に言うと、東海大学在学中から…
 美容外科に興味を持っていらした先生です。
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 日高先生に形成外科の講義をなさったのが、
 東海大学形成外科の谷野隆三郎教授でした。
 日高先生は東海大学卒業後に十仁病院へ入職。
 私が形成外科医として経験したのと同じ歳月を、
 美容外科医として活躍された、生粋の美容外科医です。
 日高先生と中央クリニック新宿院で、
 ご一緒に手術をさせていただいた日々は、
 私にとって何物にも代えがたい、
 貴重な財産となりました。
 
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 美容整形という言葉は十仁病院から生まれました。
 形成外科医専門医だからと言って…
 美容外科エキスパートではありません。
 二重埋没法の手術を…
 見たこともない形成外科専門医はたくさんいます。
 かつての私がそうでした。
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 昨日の院長日記でご紹介した…
 廣比利次先生も…
 はじめて美容外科を見たのは東大病院ではなく、
 東大の先輩が開業していたクリニックと話されました。
 どんなに大学病院が美容外科を標榜しても…
 患者さんが集まるのは市中の開業医です。
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 札幌医大形成外科を追い出されて
 路頭に迷っていた私を助けてくださったのは
 十仁病院ご出身の日高士郎先生です。
 私は日高先生から美容外科のいろはを教えていただきました。
 私からは眼瞼下垂症手術のことなど…
 形成外科医としての知識をお伝えしました。
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 日高士郎先生と過ごした数ヵ月はとても充実していました。
 私と日高先生は、
 年代が近いこともあって…
 とても仲良しになれました。
 私は形成外科医だから…
 美容外科医だから…
 …と仲たがいせずに…
 仲良く勉強をするのが良いと思います。
 どちらの学会も勉強になります。
 患者さんのためになります。
 いつか平和な日が来ることを願っています。

“第101回日本美容外科学会(JSAS)⑤”へのコメント

  1. さくらんぼ より:

    私も 高須先生が尽力され 近いうちに二つが一つになるものと思っておりました。とても残念です。いつか解りあえる日が来ることを願ってやみません。

  2. なっちゅん より:

    こんなことを言ってはなんですが、先生が医大を追い出されて、
    駅前で身近に保険適応がある信頼出来る病院が発足され
    患者である私達はラッキーです。
    先生、ブログにメール相談などご多忙でしょう。
    これからの季節は体調を崩しやすいですので、お身体に留意されて下さいね。

  3. ラズベリー より:

    今回の学会では、1つにならない事を決めたんですね。長い目で見ますとメリットもありますが、デメリットもあるのかなぁっと感じました。他科をやっていたけど、美容外科をやりたい、知識、技術を高めたいとの声があっても、学ぶ受け皿がないという悩みがあったということでしょうか。他科出身でも、かけ離れた科ですと大変かと思われますが、知識、技術を人一倍努力すれば、凄い先生が何人か育つ可能性があると思います。若手が臨床で学べる事ができる場所の提供も、技術習得や事故のリスクを減らす為にも必要かと思います。お年で辞められた先生、又は辞められてはいないけれど、月何回かなら、臨床育成の為、受け入れしても良いという先生がおられて、お客様にもきちんと説明してモニターの同意が得られる限り、臨床の受け入れをクリニックでも認めていくというのはどうなのでしょうか。お客様がストレスにならないよう、数人制にし、学びたい医師が、その先生に研修費をお支払いする。お客様はモニターなので割安に。ただ、それはある程度、技術を持っている方でステップアップしたい人向けだと思います。定期的に来れて、お客の状態を診たり聴いたりするのも、スキルアップには大事なことだと思います。

  4. ラズベリー より:

    追記
    2つの学会を一つにしないということは、少子高齢化というのもあり、若手の先生が美容外科一本でやっていくというのは覚悟が必要になるのではないかと思います。
    認定おそらく、教育施設の前に色々、手続きがあるのですよね。
    学会の入会の基準を緩和したことで、他科の出身でも可能性を拡げたことで良かった事、悩みは出でくるかもしれないですが、お客様の為に頑張って欲しいです。医療の資格が一つもない人でも入会とかあるのでしたらそれはちょっと危険だと思います。
    専門医については、微妙な部分があるのではないでしょうか……。

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