医学講座

爪の下にできる癌

 昨日の院長日記は、
 女性の外性器腫瘍
 人間も、
 動物も、
 考えもしないところに、
 悪性腫瘍ができます。
 専門医でも、
 診断に迷うことがあります。
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 私が難しいと思うのが、
 爪の下にできる皮膚がんです。
 爪の下にも、
 皮膚がんができます。
 悪性黒色腫という、
 ほくろの癌が爪の下にできることがあります。
 難しいのが、
 黒くない悪性黒色腫です。
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 黒色腫という名前なのに、
 黒くないメラノーマがあります。
 アメラノーティックメラノーマと言います。
 無色素性悪性黒色腫と呼ばれます。
 メラノーマは、
 高須先生のチャッキーがかかった癌です
 人間にも動物にもできます。
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 爪の下に皮膚がんができるなんて、
 お医者さんでも知らない人がいます。
 爪をつぶしてできた血豆だと思っていたら
 いつまでたっても治らない。
 大きくなってきている…というのが心配です。
 他の部位でしたら、
 組織検査をして調べることもできますが、
 爪の下の組織検査は厄介です。
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 爪があるので、
 簡単に爪をはがして組織検査ができません。
 麻酔をちゃんとすれば痛くありませんが、
 痛くないように麻酔をするのも
 医師の経験と技術が必要です。
 一番大切なのは、
 爪の下にも皮膚がんができるという知識です。
 治りにくいきずを診たら、
 皮膚がんを疑うのが経験を積んだ医師です。

“爪の下にできる癌”へのコメント

  1. さくらんぼ より:

    癌が爪にできるんですね。爪を剥いでもらった時大酒飲みですか?と聞かれるほど痛かったです。二度としたくないです。今日テレビで乳癌の話しと乳房再建?の特集があり 今は保険で綺麗なおっぱいになれることがわかりました。

    【札幌美容形成外科@本間賢一です】
    コメントをいただきありがとうございます。きれいなおっぱいを作るのは難しいです。うまくできないことやトラブルになることもあります。聖マリアンナ医大形成外科の梶川教授のように慎重な先生がおすすめです。2%の失敗率でも患者さんには100%という梶川教授のお言葉が忘れられません。TVではいいことしか放送しないと思います。

  2. なっちゅん より:

    爪が当たると
    悲鳴をあげるくらい痛い箇所があります。

    レントゲンを撮って貰ったら
    わからないけどそこに何か出来物があるかもしれないから
    爪を剥いで取りましょうか?
    と聞かれ断りました。

    もう20年位経過しますが快方に向かいつつあり
    叫ぶ事も無くなってきました。

    悪性腫瘍だったらどうしたのでしょう?
    発見遅れて、最悪指切断?
    考えたら恐ろしいです。

    この時、何か気をつける事ありますか?ときいたら
    ぶつけたら痛いんだから
    ぶつけないように気をつけてくださいと言われました。
    嫌味でしょうか?ジョークでしょうか?
    未だに謎です。

    【札幌美容形成外科@本間賢一です】
    コメントをいただきありがとうございます。20年間もあるのですから悪性腫瘍ではないと思います。神経系の良性腫瘍で痛いこともあります。

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