医学講座

裁判の影響2016年10月

20160620
 2016年6月20日HTB北海道テレビの番組、
 イチオシ!
 どう変わる札幌中心部再開で取材を受けました。
 YouTubeでご覧いただけます
 大同生命から建物明渡訴訟を起こされて半年です
      ■         ■
 大同生命との裁判①
 平成28年4月23日に、
 特別送達という郵便物が届きました。
 分厚い郵便物です。
 1000円切手が2枚も貼ってある郵便は、
 はじめて見ました。
 特別送達の郵便物は、
 札幌地方裁判所、
 民事第5部4係からでした。

      ■         ■
 最初は驚きましたが、
 裁判にも慣れました。
 裁判所には失礼かとも思いますが、
 裁判は試験に似ています
 裁判所からの書類です。
 原告から訴状が提出されました
 当裁判所に出頭する期日が下記のとおり定められましたので、
 同期日に出頭してください。
 なお、訴状を送達しますので、
 下記答弁書提出期限までに答弁書を提出してください。
    
 期日 平成28年5月30日(月)午後1時30分
    口頭弁論期日
 出頭場所 703号法廷(7階)
 答弁書提出期限 平成28年5月23日(月)

      ■         ■
 裁判を知らなかった私は、
 TV番組のように、
 法廷で、
 裁判長
 異議あり

 …という場面を想像していました。
 現実は違いました。
 裁判所は静かです
 裁判長もおだやかな方です。
 優しい目をしていらっしゃいます。
      ■         ■
 私の運が良かっただけなのかもしれませんが、
 札幌美容形成外科の担当、
 札幌地裁民事第5部4係
 根本宜之裁判官
は、
 法律を守る裁判官として、
 紛争を早く解決してあげたい

 …という熱意が感じられます
 ありがたいことです。
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 裁判が試験に似ていると言ったのは、
 裁判所で行われる
 口頭弁論
 弁論準備手続
 …が試験当日だとします。
 試験に合格するかどうかは、
 試験前の勉強をどれだけするか?にかかっています。
 医師国家試験も司法試験も同じです。
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 試験前の勉強が、
 準備書面という書類の作成です。
 期日までの間に、
 どれだけ丁寧に準備書面を作成して、
 論点を整理して、
 試験(弁論)に臨むかで結果が決まります。
 難関の入試
 医師国家試験、
 専門医試験、
 博士論文の審査を経験したことが役立ちます。
      ■         ■
 こちらは、
 札幌市弁護士会の高橋智先生と、
 綿密に連絡をとっています。
 準備書面は、
 何度も確認して提出しています。
 相手方は大きな法律事務所ですが、
 こちらには小さな診療所と
 小さな法律事務所というメリットがあります。
      ■         ■
 次回は平成28年11月4日(金)16:00から
 第2回弁論準備手続
 です。
 裁判は時間がかかります。
 相手方から、
 膨大な証拠が提出されています
 それを調べるだけでも時間がかかります。
 分厚い証拠の大部分は当院のHPです。
 書いた本人が私ですからよくわかっています。
      ■         ■
 前回は当院の防犯ビデオを証拠として提出しました。
 かなり鮮明に音声も画像も残っていました。
 すごいことです。
 よくTVに出る、
 コンビニ強盗のビデオより、
 よほど鮮明に映っていました。
 SECOMの防犯ビデオに感謝しています。
      ■         ■
 裁判になっていることで、
 札幌美容形成外科の診療に影響が出ています
 いかに準備書面を綿密に作成しても、
 最終的な判断は裁判所が出します。
 もし敗訴して診療が続けられなくなったら、
 患者さんに迷惑をかけることになります。
 残念ですが、
 開院以来続けてきた、 
 保険診療による腋臭症手術わきが手術は、
 現在はお引き受けしていません。
      ■         ■
 腋臭症手術は手術後に通院が必要です。
 色素沈着になることもあります。
 傷が残ることもあります。
 もし札幌美容形成外科が閉院してしまうと、
 治療の継続が困難になります。
 大変申し訳ございませんが、
 腋臭症手術をご希望の患者さんには、
 市立札幌病院形成外科をご紹介しています
      ■         ■
 レーザー脱毛の、
 2年間フリープランもお引き受けしていません
 たとえこのビルに残っているのが、
 札幌美容形成外科一軒だけになっても、
 2年後にも診療を継続していると、
 (私は)考えています。
 でも裁判所の判断が違う可能性もあります。
 私は金銭での解決は一切考えていません
 仮診療所→新ビルへの入居だけです。
 この問題の解決に数年はかかると読んでいます。
 みなさまからのご支援に感謝しています。

“裁判の影響2016年10月”へのコメント

  1. なっちゅん より:

    裁判でわきが治療に支障が出てきたんですか。
    脱毛だけだと思ってました。

    先生は慎重派なので
    そうお考えになられたのでしょうね。
    保険適応は凄くありがたいことなのに
    患者さんは残念ですね。

    先生の病院は立地条件が最高です。
    一等地ですよね、

    札幌以外の方でも
    すぐ辿り着けるわかりやすい所だと思います。

    試験勉強と試験に例えるとは
    思いつきもしませんでした。
    流石は先生です。

    準備書面、頑張ってください!
    ビデオ残しておいて正解でしたね。

    いい裁判官でよかったです。
    先生の望む判決が出ることを毎日遠くからお祈りしています。

    でも長い道のりになりそうですね。

    この件になると
    私の心は穏やかでいられなくなってしまいます。

    【札幌美容形成外科@本間賢一です】
    コメントをいただきありがとうございます。人生いつ何が起こるかわかりません。こちらは最初から最後の一店舗になるまで残る決意でした。明治安田のビルも赤れんがテラスのビルも最後まで残ったのは胃腸科と歯科です。医療機関の移転は大変なのです。お金では解決できません。ご声援ありがとうございます。

  2. さくらんぼ より:

    大同生命さんどうか本間先生を新しいビルで開業させてください。その間の仮店舗も用意してください。美容形成外科医として続けさせてください。どんな店子なら適切なんですか?大同生命さんくらいの大会社ならそんな事簡単ですよね。 頑張れ 本間先生

    【札幌美容形成外科@本間賢一です】
    コメントをいただきありがとうございます。大同生命はこちらの要求に応じないので訴訟を起こしました。(私は)長くかかると考えています。ご声援に感謝しています。

  3. すみれ より:

    難しい問題ですね。がんばって下さ い。

    【札幌美容形成外科@本間賢一です】
    すみれさんからのご声援に感謝します。私はへこたれません。

  4. 豆子 より:

    初めてコメントします。
    今回の裁判の件はとても心が痛いです。貴院を必要としている患者は沢山います。そのことを相手側にもわかって頂きたいです!自分も眼瞼下垂の手術を仕事を辞めてから受けようと、中々仕事を辞めさせてもらえず時が過ぎ、やっと年末で辞めれそうなのですが裁判の結果によっては年明けには貴院はもしかしたら…こともありえるんですよね?他に腕がいい眼瞼下垂を保険適用で行なっている札幌の病院がないような気がしまして不安です。
    良い結果が出ることを祈っています。応援してますよ。

    【札幌美容形成外科@本間賢一です】
    コメントをいただきありがとうございます。当院はまだまだ診療を続けます。裁判所が判決を出すのはまだ先になります。札幌地裁で敗訴したとしても札幌高裁もあります。裁判を続けている間はビルの取り壊しはできません。どうかご安心ください。

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