医学講座

第8回北海道形成外科フォーラム

 昨夜、札幌プリンスホテルで、
 第8回北海道形成外科フォーラム
 北の大地2016が開催されました。
 2010年から
 北大形成外科と札幌医大形成外科の共同企画としてはじまりました。
 2015年からは北大形成外科が企画をしています。
 2016年は北大形成外科連携施設における乳房再建の現状
 …がテーマでした。
 形成外科のことを学ぶよい機会なので毎年参加しています。
      ■         ■ 
 日時:平成29年10月14日(土)16:00より
 会場:札幌プリンスホテル国際館パミール5F「北斗」
 札幌市中央区南2条西11丁目 ℡011-241-1111
特別企画
 16:10~17:00
 座長:
 市立札幌病院形成外科 堀内勝己
 北海道大学形成外科 村尾尚規
 《下肢慢性創傷に対する治療戦略~当院における連携・経験より
 苫小牧日翔病院形成外科 川副尚史
 時計台記念病院形成外科 内山英祐
 市立札幌病院形成外科 齋藤典子
 北海道大学病院形成外科 村尾尚規
 函館中央病院形成外科 木村 中
特別講演Ⅰ
 17:00~19:00
 司会:北海道大学形成外科 山本有平
特別講演Ⅰ
 『形成外科領域のマイクロサージャリーにおけるトラブルシューティングと工夫
 筑波大学形成外科教授 関堂 充 先生
特別講演Ⅱ
 『極薄分層植皮 ―歴史と展望―
 愛知医科大学形成外科教授 横尾和久 先生

      ■         ■
 形成外科医が診る診療範囲が30年前より広がっています。
 下肢の難治性潰瘍を、
 形成外科医が診る機会が増えています。
 キズを見るだけでは、
 治せないこともあります。
 そんな時は血管の治療をして
 血流をよくして治します。
      ■         ■
 下肢慢性創傷に対する治療戦略で、
 函館中央病院形成外科の木村中先生が、
 患者さんを八雲町立病院の循環器内科の先生に依頼して、
 治療していただいていたことに驚きました。
 現在は函館市の新都市病院との連携で治療されているそうです。
 血管内治療は難しく、
 誰にでもできる治療ではありません。
 病院同士の連携が大切です。
 治りにくい糖尿病性潰瘍も、
 函館中央病院形成外科の木村中きむらちゅう先生のお力で
 よく治っていました。

“第8回北海道形成外科フォーラム”へのコメント

  1. さくらんぼ より:

    形成外科フォーラムお疲れ様です。 形成外科とは幅広い分野を勉強しなければならない科ですね。30以上も多くなってびっくりです。 益々の医学の進歩に期待しております。

    【札幌美容形成外科@本間賢一です】
    コメントをいただきありがとうございます。私はやはり形成外科が好きなようです。難治性潰瘍は透析をしている糖尿病患者さんなどに多く見られます。形成外科と循環器内科のコラボでいい治療ができるようになりました。すごいことだと思います。大浦武彦先生も研究会にいらして積極的に発言していらっしゃいました。すごいです。

  2. なっちゅん より:

    お疲れ様でした。

    循環器内科の先生も登場とは驚きました。
    形成外科は色々な科とチームを組まれるのですね。

    【札幌美容形成外科@本間賢一です】
    コメントをいただきありがとうございます。私が治療現場にいた15年前には今ほど血管内治療が盛んではありまえんでした。循環器内科でカテーテル治療ができるようになってから下肢救済がすすみました。まず血流が悪い下肢の血流を改善していただき、その後に創治療をします。いろいろな科と協力して治療をしています。

  3. ラズベリー より:

    糖尿病の三大合併症には、【1:糖尿病性網膜症】、【2:糖尿病性腎症】【3:糖尿病性神経障害】があります。糖尿病性神経障害の怖いのは感染→悪化して化膿し→潰瘍→壊疽(えそ)→足切断になる可能性や全身状態、ADL(日常生活動作)に及ぶ点です。HbA1cが高値だと要注意ですし、動脈硬化は、危険因子です。動脈硬化を進めやすいのが、高脂血症です。あと喫煙、高血圧などもですね。
    糖尿病で動脈硬化があると心筋梗塞や脳梗塞リスクだけでなく、足に閉塞性動脈硬化症(ASO)も発症してしまいます。壊疽になり、最悪上記記述のように、限局した壊死に対してデブリードマンや悪化した場合は、足切断になる可能性もある怖い合併症と言えます。
    予防には野菜、魚介中心の食生活にしたり腹八分目(肉食、アルコール過剰摂取)、適度な運動、喫煙をされる方は控えめにするとかだと思います。糖尿病の方は食事療法(カロリー)、血糖コントロールを改善しないとなかなか足の潰瘍がよくならないですねぇ。
    患者様への教育もしていくことも、在宅に戻られる場合は何故、血糖コントロールが必要なのか?という説明や動機づけも大切だと思いました。

    【札幌美容形成外科@本間賢一です】
    コメントをいただきありがとうございます。糖尿病治療は進歩しました。薬剤も変わりました。でも基本は患者さんご自身がいかに気をつけるかです。喫煙も血管病変や創傷治癒にはよくありません。医療チームが一丸となって取り組んでもなかなかよくならない患者さんがいます。タバコも吸って美味しいものも好きなだけ食べたいという欲求をコントロールするのは治療法が進歩しても難しいことがあります。

  4. すみれ より:

    学会ご出席お疲れ様です。精力的に勉強しているようですね。医学のことは、わかりませんが、多くの先生がたずさわって下さっていると感謝しました。本間先生もお疲れとは思いますが、生涯勉強!の気持ちで頑張って下さい。

    【札幌美容形成外科@本間賢一です】
    コメントをいただきありがとうございます。そんなに精力的に勉強をしているのではありませんが好きだから出席しています。高校や大学の勉強は苦手でしたが自分が専門としている科目(形成外科)の勉強は好きですね。

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