医学講座

老後への備え方① 夫婦で目安は3千万円

 平成30年2月19日、朝日新聞朝刊の記事です。
 なるほどマネー老後への備え方① 夫婦で目安は3千万円
Reライフ 人生充実
 今後は老後の生活が苦しくなる、とよく耳にします。でも老後資金をどれくらいためればいいか、なかなかイメージできません。何か目安はあるのでしょうか。

 「下流老人」「老後破産」といった言葉がメディアをにぎわすようになり、老後の生活に不安を持つ人が増えています。
 このシリーズでは、老後を意識するようになった50代の方をイメージして、「老後のお金」の考え方を紹介していきます。まだ教育費がかかり、住宅ローン返済もある年代です。親の介護の心配もあるでしょう。目先の支出で手いっぱい、という方も多いでしょう。しかし老後に備えて貯蓄できるのは現役で働く間だけなのです。
 老後資金の必要性はわかっても、いくらためればいいかわからないという声も聞きます。まず「年金暮らし」を具体的にイメージしてみましょう。
 総務省の家計調査で65歳以上の無職夫婦の家計収支(2016年調査)を見ると、夫婦2人の世帯収入は年255万円で、支出は321万円。年66万円の赤字です。足りない分は現役時代の貯蓄を取り崩すことになります。
 実際は人により状況は異なりますが、長年ファイナンシャルプランナーとして相談を受けてきた経験から、年間収支がマイナス70万円弱、というのは会社員の定年後の実態に近いです。
 日本の年金制度は現役時代の収入を100%保障する仕組みではありません。年金収入が多い人は、支出も多い傾向にあります。年金で足りない分は、働いている間にためる必要があるのです。
 では老後資金の目安を計算してみましょう。定年後65歳まで働くとすると、年金生活のスタートは65歳。貯蓄の取り崩し額(年間収支の赤字分)を年70万円とすると、90歳までの25年間の合計は1750万円です。
 さらに、家の修繕、車の買い替え、病気の備えなど数年に一度の「特別支出」として1千万円を別に備えます。先の1750万円と合わせて、65歳時点で2750万円、余裕を持たせて3千万円。これが老後資金の目安です。
 男性の方は「自分は90歳まで生きていないので25年分も必要ない」と思うかもしれません。ただ、寿命はわかりませんし、女性はおおむね長生きです。妻が独りになったときの家計も念頭に置いておきましょう。
 老後資金の目安は「3千万円」。これで足りるでしょうか。答えは「イエス」&「ノー」です。
 世帯の年金収入は、平均より多い人もいれば、少ない人もいます。支出状況も様々です。正社員で共働きなら2人分の年金で十分暮らせるケースもあります。
 50代から年金生活の家計収支を正確に予想するのは難しいでしょう。まずは「目安」を目標に少しずつ老後資金作りをスタートしましょう。
 老後は明日やってくるわけではないので、時間を味方につけて、できることから取り組んでいきましょう。今後の連載で、老後資金作りのコツを紹介していきます。=全10回


 深田晶恵 ファイナンシャルプランナー。生活設計塾クルー取締役。著書に「サラリーマンのための『手取り』が増えるワザ65」など。
(以上、朝日新聞より引用)

      ■         ■
 とても興味深い内容です。
 私は63歳、奥さんは61歳です。
 真剣に老後を考えています。
 下流老人
 老後破産

 …これだけは勘弁してください。
 美容形成外科♡の先生
 …何言ってんの?
 …なんて思わないでください。
      ■         ■
 中小企業の社長さんと同じです。
 中小企業で、
 一つでも製品に欠陥があって、
 大規模なリコールや、
 損害賠償請求があると、
 あっという間に資産がなくなります。
 資産どころか大きな負債になります。
      ■         ■
 美容整形で、
 大きな事故があると大変です。
 一件の死亡事故で、
 個人経営のクリニックは倒産の危機です
 私が治療法に慎重な理由です。
 リスクが高い治療をすすめない理由です。
 子孫に負債は残したくありません。
      ■         ■
 朝日新聞の記事によると、
 夫婦で目安が3千万円
 …だそうです。
 大変だなぁ~
 もう少し働かなきゃなぁ~

 …というのが正直な感想です。
 医師は働き始めるのが遅いので、
 年金額は多くありません。
 10回の連載を楽しみにしています。

“老後への備え方① 夫婦で目安は3千万円”へのコメント

  1. さくらんぼ より:

    3000万円くらい学費に消えたようです。微々たる個人年金にはいっていますが、すべて学費に消えました。7年未満の厚生年金は60からもらうよう言われ子供も喜ばないような金額をいただいて おります。だから年金は70からもらおうかと思っています。そしたらその前に死んだりして。 3000万かあ〜。 無理なので早く死ぬしかないかなあ。 就職しても色々心配事が絶えず今日は主人一人でトラックで東京の近くまで出かけました。

    【札幌美容形成外科@本間賢一です】
    コメントをいただきありがとうございます。ほんとうに3000万かぁ~ですよね。学費がかからなくなったと思ってもいろいろ大変なことがあります。私はさくらんぼさんに助けていただきました。健康で働けることに感謝してコツコツ貯めるしかないですよね。でも住宅ローンより多いのでどうやって3000万円も貯めるのでしょうか?

  2. なっちゅん より:

    父が亡くなった際に
    自分の受給年金を聞いてみたところ
    まだまだ先のことですねと言われ
    しかも金額の少なさに愕然としました。

    これだけでは到底生きていけない
    そんな額でした。

    将来が心配ですので
    連載で是非勉強させて下さい。

    【札幌美容形成外科@本間賢一です】
    コメントをいただきありがとうございます。私の両親の世代は若い頃から働いていたためか?年金が多いですが、私の年金なんてガッカリするくらい少ないです。働き始めたのが25歳を超えていたこともあるようです。どうやって老後の生活を維持するか?考えないとダメです。

  3. えりー より:

    以前の私は、お医者さまは皆、
    老後の生活のご心配はないのだと
    思っていました。
    申し訳ありませんでした。

    ご紹介していただいた記事を
    興味深く拝読させていただきました。

    無事に事が進んで学費の寒波が
    終わる頃は主人は50歳ですが
    三千万…。気が遠くなりそうです。
    長生きするためにはお金がかかるの
    ですね。

    【札幌美容形成外科@本間賢一です】
    コメントをいただきありがとうございます。医者はお金持ちだと私も(医者になる前は)思っていました。実際は退職金なんて何度も自己都合退職を繰り返していてせいぜい100万円程度しかもらったことはありません。先輩の先生を見ていても年金が少ないと話している先生が多いです。高齢でも非常勤で働いている先生も多数いらっしゃいます。身近で切実な問題です。

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