医学講座

老後への備え方⑪ 積み立て、特長異なる2制度

 今日は2018年4月29日です。
 札幌でもチューリップが咲きはじめました。
 南舘ビルに移転してから、
 毎朝大通公園を通って通勤しています。
 大通公園には、
 札幌駅前通りにはなかった、
 たくさんの花壇があり癒されます。
      ■         ■
 楽しみにしていた朝日新聞の
 老後への備え方
 なるほどマネー講座は今日で最後です。
 平成30年4月29日、朝日新聞朝刊の記事です。
 なるほどマネー老後への備え方⑪ 積み立て、特長異なる2制度
 ■Reライフ 人生充実
 保険を見直して浮いたお金で毎月積み立てようと思います。どのような制度があり、どんなメリットがあるのでしょうか。

 老後の資金を積み立てる手段として、税金面でメリットがある個人型確定拠出年金「iDeCo(イデコ)」と、少額投資非課税制度「つみたてNISA(ニーサ)」という二つの制度が最近注目されています。
iDeCoから見てみましょう。
 税金のメリットは、①掛け金は所得控除の対象でその年の所得税と翌年の住民税が安くなる、②掛け金を運用して増えた分には税金がかからない、③積み立てたお金を受け取る時は退職金や公的年金の税制が適用され、税負担が軽くなる場合がある、の3点です。
 年収600万円の会社員や公務員で、扶養家族は妻と高校生の子1人の場合、月1万2千円ずつ積み立てると、所得税と住民税の節税額は年2万9100円。掛け金に対し、約20%の節税メリットが得られます。
 加入時は自分で選んだ金融機関で専用口座を開きます。手数料や取り扱う商品は、各窓口で異なります。
 口座を開いた金融機関が扱う預金、貯蓄型保険、投資信託の中から選んで積み立てます。
 掛け金は月5千円以上で、千円単位で決められます。上限は働き方や勤務先により異なります。
 限度額は会社員・公務員は月1万2千~2万3千円、専業主婦(主夫)は月2万3千円。詳しくは勤務先に確認しましょう。
 老後資金づくりの積立制度のため、受け取りは60歳以降です。受取額は、掛け金より増える場合も、減る場合もあります。値動きのある投資信託はもちろん、預金や貯蓄型保険でも、手数料以上に利息を得られないと、掛け金より増えない可能性があります。
 一方、つみたてNISAは、投資で得た利益への税金が、一定期間非課税になるメリットがあります。
 投資信託で10万円の利益が出たとします。本来は利益に約20%、約2万円の税金がかかりますが、NISA口座を利用すると非課税となり、利益は丸々手取りとなります。
 積み立て限度額は年40万円、非課税期間は20年です。金融機関で専用口座を開設し、商品を選んで積み立てます。購入できるのは投資信託のみで、預金は対象外です。
 iDeCoとつみたてNISAの両方で積み立てできるほど、家計に余裕のある人は多くないでしょう。ではどちらがいいのでしょうか。
 給与への節税効果があるiDeCoは、会社員や公務員にメリットが大きいです。ただ、60歳までの加入期間が10年に満たない場合、最長で65歳まで積み立てたお金を受け取ることができません。60歳以降は運用だけで積み立てをできず、節税メリットは受けられないのです。
 50歳を過ぎて初めて資産運用をする人にiDeCOは大きなメリットはないでしょう。年齢制限がなく自由度が高いつみたてNISAで運用の練習を始めるといいでしょう。
 (ファイナンシャルプランナー・深田晶恵)

「老後への備え方」は今回で終わります。次回から「『終活』を考える」を掲載します。

老後資金の積み立てには公的制度の活用を
(以上、朝日新聞より引用)

      ■         ■
 現在63歳の私は、
 iDeCoイデコ)はダメで、
 少額投資非課税制度 つみたてNISA(ニーサ
 …ということは理解できました。
 私はこの説明の中にあった、
 受取額は、
 掛け金より増える場合も、
 減る場合もあります

 …という文字を見ただけで拒否反応です。
      ■         ■
 昔、新婚の頃に、
 奥さんが釧路労災病院の宿舎に訪ねてきた
 ○○証券のセールスマンに言われて、
 証券会社の商品を買ったことがありました。
 奥さんは、
 元本割れない
 …というセールスマンの言葉を信じて、
 貯金を証券会社に預けました。
      ■         ■ 
 何かでお金が必要になって引き出す時に、
 預けた金額より減っていて、
 大喧嘩になったことがありました。
 それ以来、
 掛け金より増える場合も、
 減る場合もあります

 …という言葉には拒否反応が出るようになりました。
      ■         ■
 値動きのある投資信託はもちろん、
 預金や貯蓄型保険でも、
 手数料以上に利息を得られないと、
 掛け金より増えない可能性があります

 つくづくお金は難しいと思います。
 美容外科の、
 軽微な仮性包茎に限るを連想します。

“老後への備え方⑪ 積み立て、特長異なる2制度”へのコメント

  1. さくらんぼ より:

    そうですね。息子の今まで勤務していた会社も今の病院も 何社か保険会社の中から選んで運用するもので退職した時マイナスになり退職金どころか 会社にお金をおいていった人もいて 難しくてよくわかりませんでした。 保険も最近息子がはいったのは掛け捨てではないタイプで、 総合型で癌、病気、介護までの保障があるものですが、今いち保険は難しいです。あと個人年金的なものも2社に入っていますが(息子) どうにか一本にしたいのですが片方はドルなので毎月の積立が違います。

    【札幌美容形成外科@本間賢一です】
    コメントをいただきありがとうございます。私たちは勤務医時代から個人事業主のようなもので、退職金とはほぼ無縁でした。ですからこのような制度とも無縁でした。難しいですね。生命保険についてもよくわからず、元生命保険外交員だった母親のすすめで加入したようなものです。その生命保険も39歳の時に大きな保険に入り、幸いなことに(無事に保険金をもらわず)65歳まであと2年です。お金を積み立てるほど持ったことはなく、借金だけは何回もしています。

  2. なっちゅん より:

    元本が割れないのがやはりいいですよね。

    奥様に勧めたセールスマンは
    転勤されてたのでしょうか?
    ひどい話ですね。

    保険は最低限かけてます。
    今はそこまで余裕がありません。

    【札幌美容形成外科@本間賢一です】
    コメントをいただきありがとうございます。大手証券会社の釧路支店の営業担当者が労災病院の宿舎に営業にいらしたと記憶しています。元本割れはないと聞いたので私も『預けたら?』と言ったように思います。それ以来、証券会社の商品は買ったことがありません。

  3. えりー より:

    記事を3回拝読させていただき
    ましたが、年金、預金、投資信託など、
    お金の問題は本当に難しいです。
    夫婦でよく話し合い、もっと勉強を
    と思いつつ一日が、あっという間に
    過ぎていきます。
    この記事のご紹介は最後なのですね。
    今まで学ばせていただいてありがとう
    ございました。

    【札幌美容形成外科@本間賢一です】
    コメントをいただきありがとうございます。63歳の私にとって老後への備えはとても身近で大切な問題です。記事を読ませていただいて感じたことです。病気をしないで、細々とでも働き続けることが一番の老後への備えのように思いました。貯金や資産形成、資産運用は難しいです。投資ものは苦手です。

  4. さくらんぼ より:

    積立年金型は5,000円と10,000円前後のドル払いで私たちが5,000円払っているので息子は10,000円だけです。

    【札幌美容形成外科@本間賢一です】
    コメントをいただきありがとうございます。私は積立年金はまったくしておらず、ドル払いがあることも知りませんでした。教えていただきありがとうございます。

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