医学講座

第30回日本眼瞼義眼床手術学会(大阪)②

 今日は2019年2月16日(土)です。
 昨夜、神戸経由で新大阪まで来ました。
 学会の会場は新大阪のメルパルク大阪です。
 ホテルの玄関前に、
 パンジーが咲いていました。
 雪の札幌から来ると、
 ちょっと驚きでした。
      ■         ■
 第30回日本眼瞼義眼床手術学会は、
 大阪回生病院眼科の今川幸宏先生が会長です。
 朝9:30から、
 夕方18:00まででした。
 学会のテーマは、
 機能美と形態美の融合です。
 いい言葉だと思います。
 会長の今川幸宏先生が次のように書かれています。
      ■         ■
 本学会は眼瞼・義眼床に関する手術のみならず、
 眼付属器に対するすべての手術を対象として議論する学会です。
 多くの場合、
 これらの疾患は機能の再建と外観の再建を両立させることを要求されますが、
 機能再建は眼科医が、
 外観の再建は形成外科医および美容外科医が得意とするところと思います。
 両者がそれぞれの立場から意見を述べ、
 お互いに情報を共有することは、
 より質の高い医療を創造することに繋がると考えております。
 本学会は、
 眼科医、形成外科医および美容外科医が、
 一堂に会して議論できる数少ない学会の一つですので、
 その点で非常に有意義であり、
 我々が中心となって発展させていかねばならないと思います。

      ■         ■
 美容外科医まで入れていただき、
 ありがたいお言葉です。
 なんちゃって美容外科医が、
 レディエッセや、
 ヒアルロン酸注射で、
 眼動脈を閉塞させてしまい、
 失明しそうになった時に
 必ず眼科医のお世話になります。
      ■         ■
 私はヒアルロン酸注射もやめましたが、
 まだまだリスクがある注入剤を使っている美容外科医もたくさんいます。
 私たち形成外科医と、
 眼科医が仲良く討論することで、
 少しでも快適で、
 ものが見やすく、
 見た目もよい目にするのが理想です。
 今日の学会はとても勉強になりました。
 なんちゃっての先生にも伝えたいことがありました。
 明日からの診療に役立てます。
 学会で勉強した内容は明日以降に書きます。

“第30回日本眼瞼義眼床手術学会(大阪)②”へのコメント

  1. さくらんぼ より:

    学会お疲れ様でした。
    眼科と形成外科が共に医療技術を高めていく学会は素晴らしいと思いました。山大も整形外科と脳神経外科が仲良しなら良かったのにです。

    【札幌美容形成外科@本間賢一です】
    コメントをいただきありがとうございます。今日の学会には125人の勉強熱心な眼科と形成外科の先生が出席しました。居眠りする人もおらず、朝から夕方まで一つの会場で熱心に勉強できました。同じ疾患を2つの科で扱うとどうしても仲が悪くなることがあります。この学会は眼科と形成外科のコラボができていて最高です。教科書を執筆するようなレベルの先生たちが熱心に討論をしていました。来年も参加します。大阪まで来てよかったです。

  2. えりー より:

    もう花が咲いているのですね。
    同じ日本とは思えないです。
    それでも今日は雪がとけている
    道路もあり少しずつでも春に
    近づいていると感じました。

    人はいろいろな診療科目でお世話に
    なると思うので、異なる科のお医者さま
    がお互いに協力されて医療を提供して
    くださることは患者さんの救いに
    なると思いました。
    学会ご出席お疲れさまでした。

    【札幌美容形成外科@本間賢一です】
    コメントをいただきありがとうございます。眼科の先生とお話しができてとても有意義でした。眼科はとても細分化されていて関連学会もたくさんあります。特に眼瞼とか義眼床を専門とする学会は形成外科とのコラボが役に立ちます。私たち形成外科医も眼科の先生と議論ができるととても勉強になります。学閥も派閥もなく和やかでいい学会です。

  3. なっちゅん より:

    学会お疲れ様でした。

    大阪はパンジーが
    咲いていたのですね。

    こちらは雪に埋もれてるのに。

    ですが夏の大阪は大変でしょうし
    仕方ないですね。

    明日からの日記も楽しみにしています。

    【札幌美容形成外科@本間賢一です】
    コメントをいただきありがとうございます。そうなんです。大阪はパンジーが咲いていました。昔、お正月に子供と家内の実家に来たことがありました。空港に着くなり小学校低学年だった息子が『冬なのにお花が咲いているょ』と驚いていたことを思い出しました。眼科の先生たちと自由に討論ができる学会は最高でした。明日からの診療に役立てます。

  4. ラズベリー より:

    先生お疲れ様です。眼科にしか出来ないこともあると思います。しかし機能回復させただけでは社会復帰にはならない、または困難という点において眼科、形成外科、美容外科ともに協力、補完しあう事が患者の社会復帰やQOL(生活の質=生命の質ともいう)医療の進歩に繋がります。眼科医師は形成外科や美容外科の知識や技術を学び形成外科や美容外科医師は眼科に特化した知識や技術を学び日々の診療、治療にフィードバックし役立てられて素晴らしいと思います。

    【札幌美容形成外科@本間賢一です】
    コメントをいただきありがとうございます。この学会は30年前に関西医大形成外科の小川豊教授がはじめられた学会です。事務局は関西医大形成外科にあります。眼科医と形成外科医が仲良く勉強できる学会です。とても勉強になります。もっと形成外科の先生に参加してほしいと思います。毎日の診療に役立つことが満載でした。また来年も出ます。2020年2月22日(土)に兵庫医大平成記念会館で開催されます。

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