二重・眼瞼下垂

目の手術は眠る麻酔を避けてください

 他院で全切開の手術を、
 あんしん麻酔で受けたという患者さんの修正手術をすることがあります。
 目の手術は難しいです。
 私が手術をしても、
 左右差が残ることがあります
 再手術になることもあります
 できるだけ満足していただけるように、
 日々努力しています。
      ■         ■
 他院で【全切開】をすすめられる患者さんには、
 眼瞼下垂症の人がかなりの割合でいます
 眼瞼下垂症の人は、
 単純に【切って縫う】だけの手術では、
 目が開くようになりません。
 きれいな二重にもなりません。
 睫毛の根元が見えるような目にもなりません。
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 眼瞼下垂症という言葉を出すと、
 おりこうな患者さんはネットで検索して、
 札幌美容形成外科のような保険が使えるクリニックに逃げてしまいます
 ですから、
 大手美容外科では【眼瞼下垂症】だとわかっても、
 がんけんかすいも言わないところがあります。
 眼瞼下垂症手術は切る手術です。
 『切る手術』がこわいという患者さんには、
 オプションであんしん麻酔をつけます。
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 看護師さんが、
 1、2、3と数えてと言ったら、
 眠ってしまいました。
 目が覚めかけると先生が縫っていました。
 こんな患者さんが来院されます。
 【全切開】でできた二重を、
 手術中に確認することもなく、
 あとは抜糸でおしまいです。
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 手術直後に見た時から、
 左右差があったそうです。
 手術中に確認しないなんちゃっての若い先生は、
 そのうち気にならなくなります
 『時間がたてば気にならなくなります
 
 …しか言えません。
 左右差ができた原因がわからないのです。
      ■         ■
 実は、
 もともと挙筋機能の差があったのです。
 私たち経験を積んだ形成外科医は、
 手術中に目を開いてもらって、
 挙筋腱膜の微調整をします。
 これは意識があって、
 目を開くことができなければできません。
 オプションのあんしん麻酔で眠っていては、
 この微調整ができません。
 目の手術ではオプションのあんしん麻酔はつけないでください。
 麻酔だけで5万円もするらしいです。
 札幌美容形成外科では5万円で眼瞼下垂症手術が受けられます。
 TVのCMにだまされないでください
 

“目の手術は眠る麻酔を避けてください”へのコメント

  1. なっちゅん より:

    自然でも左右差がありますからね。
    でも手術すれば、左右差が無くなると
    思いがちですよね。

    眼瞼下垂だと教えてくれない病院があり
    あんしん麻酔を進められるのですか。
    それは全身麻酔という事ですか?
    その際、麻酔科の先生が来られるのですか?

    【札幌美容形成外科@本間賢一です】
    コメントをいただきありがとうございます。安心麻酔という名の安心できない麻酔です。看護師さんが笑気ガスのマスクを当てるだけで麻酔科の先生はいません。

  2. さくらんぼ より:

    本間先生のように本当のことを話してくださる 先生は少ないです。 このブログを見ている人は なんちゃってとかには行かないでください。 先生の熟練した技術で痛くない麻酔ですよね? 山形では 私が網膜剥離のレザー手術を受けた眼下に 私の面識のあるある病院の薬剤師さんだった方が先生に 私は眼瞼下垂ではないですか?手術できませんか?と聞いているのを聞きました。医師は 違います。手術する必要はないです。と 言ってましたが、本間賢一先生に診ていただかないとはっきりは言えませんが、私がみても 眼瞼下垂だよなあ。でした。 そんな 眼瞼下垂という言葉も知っている人に会ったのは山形では初めてでした。

    【札幌美容形成外科@本間賢一です】
    コメントをいただきありがとうございます。安心麻酔というオプションで料金UPをしています。なんちゃっての若い先生もそれなりに勉強はしていますが、抜糸した後は診ないのでどうなったかなんてわかりません。営利目的の美容外科で奥の深い手術は無理です。失明させる事故よりはマシですが患者さんが気の毒です。

  3. ローズ より:

    今から約3年程前に眼瞼下垂手術を高須クリニックさんでしました。
    高須さんでした理由は1週間で仕事復帰出来るからと言う理由でです。
    甘い言葉を信じて焦って手術をしてしまい後悔しています。
    右目はつってるような感じで、左は少し下がり気味です。
    もう3年経ちますが、もう一度修正手術とかって出来るのでしょうか?
    高須さんへは二度と行く気ないです。

    【札幌美容形成外科@本間賢一です】
    コメントをいただきありがとうございます。今日(2016年4月13日)日本形成外科学会で福岡に来ています。学会で眼瞼下垂症手術について発表がありました。私が手術をさせていただいた患者さんでも、大学病院で手術をした患者さんでも左右差で再手術になることはあります。少しでも再手術になる患者さんを減らそうと努力していますが、なかなか難しいです。現在の状態がわかりませんが再手術をすることは可能だと思います。

  4. 夢たん より:

    患者が眠ったまま目の手術をしようとする、医師も怖いです。。何を考えてるのか。。
    しかし、それがなんちゃって先生ではなくある程度のベテラン先生とか。。

    【札幌美容形成外科@本間賢一です】
    手術によっては眠ったままする目の手術もありますが、開き具合をみる手術では眠っていてはわかりません。私自身も手術中に目を開いたり閉じたりして確認していただきました。

  5. 夢たん より:

    ちなみにこのような寝ている麻酔で、目の組織が損傷されたりするケースはありますか?

    【札幌美容形成外科@本間賢一です】
    麻酔のために目の組織が損傷されることはありません。

  6. 相談者 より:

    大手で出来た二重の左右差が出来る理由はこういうことですか。
    左右差出来ることをわかっててやるのですかね。。呆

    【札幌美容形成外科@本間賢一です】
    手術中に確認しても左右差ができることはあります。大手美容外科で眼瞼下垂症手術が上手にできる医師は限られています。

  7. くくるん より:

    確かに切開は切る手術だから、寝てしまったら二重の確認出来ないですよね。

    ちなみにあんしん麻酔という名前から○○美容外科ですね。

    【札幌美容形成外科@本間賢一です】
    その通りです。安心できない高い麻酔です。

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