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チェリー15歳の誕生日

 皆様にご心配をおかけした愛犬のチェリーが、今日15歳の誕生日を迎えました。昨年10月22日に胸にできた腫瘍を手術したところ、悪性リンパ腫でした。カツラ犬猫病院を受診し、腎不全とわかり抗がん剤は使えませんでした。平成18年11月1日の検査データーは尿素窒素(BUN) 114.0mg/dl、クレアチニン 3.6mg/dlと腎不全でした。
 11月の時点で、余命は1~3ヵ月と言われ、クリスマスまでもつか?お正月は越えられるか?という状況でした。
 1月中旬からは食べ物も受け付けなくなり、最後だと思ってメロンを買ってきました。結果的にこのメロンが効果的でした。ドッグフードには見向きもしなかったのに、メロンだけは食べました。生まれてはじめて、皮ではなく身の柔らかい方を食べたので美味しかったのでしょうか?一日2回、メロンを1/6ずつ食べました。一日で1/3個。3日で一個の計算です。メロンは一個\1,000なので一日\333になります。中野商店のご主人から、たまに熟れ過ぎたメロンを安く分けていただいていますので、実際はもう少し安く上がっています。
 腎臓の働きは、簡単にいうと血液をろ過して老廃物を尿として出すことです。ですから腎臓病の食事療法は、タンパク質と塩分を制限して、体内に老廃物をためないようにすることです。
 メロンにあるのは糖分と水分と食物繊維。腎臓に悪いタンパク質とカリウムもあると言われていますが、肉よりはずっと少ないと思います。最後だからと思って買ったメロンのおかげで、ダメだと思ってから2ヵ月になりました。うれしい誤診(誤算)です。
 抗がん剤も人工透析もせず、美味しいメロンだけを食べてチェリーは生きています。毎日、小屋で寝ていることが多く、私の顔を見てもしっぽも振ってくれませんが、最後までメロンを食べさせるつもりです。私も、目を落とすまで自宅で過ごし、好きなものを食べて、人生を終えたいと思います。意識がなくなってからの延命治療はお断りします。脳死になったらドナーになります。

小屋の中のチェリー
(2007年3月16日)

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