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非喫煙者を守る会

 平成19年6月19日(火)の北海道新聞に、設立30年の「非喫煙者を守る会」代表理事黒木俊郎(クロキトシロウ)先生(66歳)が載っていました。以下が北海道新聞の記事です。
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 国内初めての非喫煙者組織を札幌で立ち上げたのが1977年6月。飛行機の国内線は全席が喫煙席だった時代だ。「たばこを吸わない男は奇人か変人、虚弱体質のいずれかだと見られていた」と笑う。
 設立当初、愛煙家天国の社会を変えるためには段階が三つあると考えた。一つ。国民の意識改革。二つ。喫煙者人口の減少と自主規制。三つ。喫煙の法的規制―。道内の成人男性の喫煙者率は当時の約8割から5割に下がった。「30年かかって、やっと最終段階が見えた。喫煙場所などの規制がないのは、先進国では日本くらいですよ」
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 本業は弁護士。昨年、会社員の女性が職場での受動喫煙を理由に、会社側から示談金80万円を得た調停で代理人を務めた。「裁判ではなく調停という柔軟な手段で解決できたのが良かった。非喫煙者救済のために大きな武器になる」と話し、調停希望者への助言も行っている。
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 会員数は、設立直後の1500人から現在は300人に減った。「喜ぶべきこと。会の最終目標は消滅することだから」。社会から受動喫煙の心配がなくなり、会が存在理由を失う日を待ちわびている。会を中心として実行委では、五月から六月初旬の「禁煙週間」に札幌でパネル展などを行った。
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 愛媛県出身。裁判官として赴任した札幌で開業し39年。札幌市中央区で妻と二人暮らし。66歳。(阿部浩二)
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 私は札幌医大の学生だった22歳の時に、この「非喫煙者を守る会」に入会しました。当時は札幌医大の教室でも、休み時間には煙がモウモウでした。さすがに授業中は禁煙でしたが、窓を開けてもタバコ臭かったのを覚えています。
 私が患者様に厳しく禁煙指導をするのは、自分が吸わないからだという人がいます。確かに、その通りかも知れません。ただこの「守る会」はいわゆる嫌煙権の会ではありません。
 タバコを吸いたい方はどうぞ吸ってください。でも私たち吸わない者にとって、タバコの煙は苦痛です。吸ってもよろしいですが、煙が来ないようにしてください。というのが黒木先生のご意見でした。
 それから30年。いまや病院内どころか敷地内もすべて禁煙。こんな時代になるとは夢にも思っていませんでした。
 私の好き嫌いにかかわらず、タバコはキズの治りを極端に悪くします。米国で実験した結果も出ています。
 キズやお肌をキレイにしたい方は、タバコを吸わないでください。美容外科医としてのお願いです。

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