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社長になる

 今日は、北海学園大学経営学部・大学院経営学研究科の㈱ニトリ寄附講座に行ってきました。
 今日の講師は、前DCMJapanホールディングス㈱社長の前田勝敏先生です。
 前田先生の講義は、2005年から3年目になります。すでにマスコミで報道されているように、平成19年5月に社長を退かれました。
 今日は、5月以来はじめて大勢の人の前に出てお話しをされたそうです。
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 現在は㈱未来流通研究所の代表取締役。といってもお一人で東京に事務所を開かれていらっしゃいます。
 DCMJapanホールディングス㈱の時はは2万人のトップ。今はお一人で、今までの体験を元に、新しい仕事をはじめられました。今日の講義も、聴く人の心を打つものがありました。
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 前田社長は、立教大学経済学部経営学科を、昭和42年3月31日に卒業されました。
 大学時代は、校門までは行くが、講義には行かず、雀荘や喫茶店で学生生活を謳歌なさったそうです。
 満足に勉強をしなかったので、卒業できるかどうかわからず、そのため4年生になっても就職活動は一切しませんでした。
 3月25日が卒業式で、他の学友は、卒業式の会場に向かう中、前田社長は追試の試験会場に向かっていました。
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 卒論はなかったものの、27科目の卒業試験があり、卒業式の日になっても、3科目が追試でした。
 ようやく追試に合格し、3月31日に卒業証書をいただきました。
 その頃、流行っていたのが、加山雄三さんという歌手でした。加山雄三をもじって、成績がカヤマユウゾウ。可が山のようにあり、優が3つだったとか。このように楽しい大学生活だったそうです。
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 卒業はしたものの、就職はせず、本当の意味で浪人でした。親には、もう少し東京で勉強したいと言い、プータローをしていました。
 そうこうしているうちに、親が急死してしまい、実家の釧路に帰りました。
 釧路に帰ってから、電柱に貼ってあった『石黒商店』のアルバイト募集の紙を見つけて、石黒商店という金物屋さんに面接に行きました。
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 配達のトラックの助手席に乗って、配送の手伝いをする、アルバイトに応募しました。
 そこで、石黒商店の創業者に会い、せっかく東京の大学まで出ているのだから、アルバイトではなく正社員として勤めなさいと誘われ、石黒商店に入社しました。年商3億円の釧路の有力企業でした。
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 昨年までの講義では、お話しになりませんでしたが、入社して間もなくの頃から、将来は社長になろうと決意されていたそうです。
 創業者の石黒社長を支えながら、一生懸命に働き努力しました。
 アメリカへ行って勉強したり、同業他社の勉強をして、昭和51年に石黒ホーマーをスタートさせました。
 私たちの世代には、ホームセンターといえば、石黒ホーマーです。電話番号も○○○-1496(イシグロ)でした。
 前田社長は創業者の信頼を得て、物流やコンピューターシステムをどんどん発展させました。このシステムがホーマックを北海道発の成功企業に育てた原点です。
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 似鳥社長も前田社長も、商売の原点はお客さんに喜んでもらうこと。と強調されます。
 お客さんが、お店に来て、商品を手にして喜んでくださる。これこそが自分が人間として生きる価値だと言われます。
 この仕事をしたら、お金が儲かるからしようは×。人の役に立つ仕事をする喜びがある会社が、残る会社です。
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 会社を選ぶ時は、×給料が高いから、×仕事が楽そうだから、×会社が潰れなさそうだから、で選んではダメです。
 ○自分がその会社で何をしたいのか?○何がやりたくて、どういうことができるから、その会社に行くのか?が大切です。
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 何かやりたいこと、したいことがあれば、毎晩寝る前に3回声に出して唱えるのだそうです。前田流の成功法です。
 彼氏(彼女)がいない人は、『毎晩、彼氏(彼女)ができますように…』と3回唱えてください。数週間もすると、自分の身の回りにいる素敵な異性に気づくそうです。
 社長になりたい人は、『私は社長になる。私は社長になる』と、毎晩3回唱えて、努力すると社長になれる芽が芽生えるそうです。

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