昔の記憶
医局の秘書さん
昨夜、元北大形成外科医局秘書の、
古川和佳子さんのお通夜に行ってきました。
子どもさんはまだ中学校3年生で、
お父さんといっしょに、
必死で悲しみに耐えていました。
とても可哀想でした。
■ ■
形成外科医局秘書、
北大病院の秘書、
北大形成外科教授秘書、
どんな職業を想像しますか?
北大の秘書さんなんだから、
もちろん公務員?
そう思う方も多いと思います。
■ ■
昨夜のお通夜には、
以前、北大形成外科で働いていた秘書さんも、
何人も参列していらっしゃいました。
みなさん相変わらずおきれいで、
すぐに誰かわかりました。
形成外科の先生の奥様もいらっしゃいます。
私が働いていた頃、
北大形成外科には3人の秘書さんがいました。
■ ■
私自身が非常勤職員であったように、
秘書さんはもちろん公務員ではありませんでした。
私の記憶が正しければ、
北海道大学で公務員の秘書は、
北海道大学総長の、
男性の秘書課長だけで、
それ以外は、
公務員の秘書さんはいないと思います。
■ ■
形成外科に限らず、
大学医局の秘書さんは、
非常勤職員です。
昔は健康保険すらついておらず、
お父さんの扶養の方も多かったと記憶しています。
お給料は、
申し訳ないくらい安くて、
とても一人暮らしができる額ではありませんでした。
■ ■
仕事は朝から夕方まで。
医局にかかってくる電話応対、
海外から英語の国際電話もありました。
大量の郵便物の処理、
私たちの白衣をクリーニングに出して、
また持って来てくださる。
医局に来客があると、
お茶やコーヒーを出して、、、
実によく働いてくださいました。
■ ■
学会を開催すると、
約2年前から準備に取りかかります。
私たち研修医や教官は、
日中は医局にいません。
日中の仕事は全部秘書さん任せです。
早朝のカンファレンスのために、
コーヒーカップを準備して、
医局員が食べ散らかした食器を洗って、、、
とにかくお世話になりました。
■ ■
遺影の旧姓:関和佳子さんは、
昔のままの穏やかな顔でした。
家内が、
ご結婚が決まって、
とてもきれいになられたのを覚えていると言ってました。
古川先生の奥様になられて、
幸せな家庭を築いていらしたに、
さぞかし残念だったと思います。
古川和佳子さんのご冥福を心からお祈りしています。
ありがとうございました。
“医局の秘書さん”へのコメント
コメントをどうぞ
病院にはたくさんの方々が働いていますよね。でもみんな公務員や正社員ばかりではないですよね。医療クラークも受け付け事務員も正社員ばかりではなく、パートだったりです。 介護の方々も入ったばかりで慣れないため入院しているご家族から2チャンネルに実名入りで投稿され反省文を書かせられた事もあったと聞きました。 他の職員は明らかにおかしいのは患者の家族だと言ってました。 改めて ご冥福をお祈りいたしております。
【札幌美容形成外科@本間賢一です】
コメントをいただきありがとうございます。病院は委託業者さんやその業者さんに雇われたパートさんやらたくさん正社員以外の方が働いています。一番最初に委託業者になったのが清掃、給食などでした。市立札幌病院では栄養士さん以外は委託業者のパートさんだった記憶があります。パートさんでもいい方も立派な方もたくさんいらっしゃいました。
友人が英語力がかわれたのか、北大の秘書をしています。
離婚して2人のお子さんを育てていくのは
経済的に苦しいようです。
お子さんはまだ中学生なんですね。
哀しみにくれているでしよう。
私は母が意識不明になった際
青天の霹靂で適応障害になりました。
ご冥福を心よりお祈り致します。