札幌美容形成外科の診療内容

わき汗ボトックス注射

 厚生労働省が2012年11月21日に認可した、
 ボトックスの重度の原発性腋窩多汗症の治療を2013年4月から札幌美容形成外科で行っています。
本間院長
 汗の悩みと言っても色々な原因があり、大きく分けてワキガと多汗症の2通りがあります。交感神経の異常による多汗症にはボトックス注射が非常に効果的です。札幌美容形成外科では2013年4月から保険診療でわき汗ボトックス注射を受けられるようになりました。毎年、たくさんの方がボトックス注射で快適な生活を送っていらっしゃいます。

ボトックスって?

ボツリヌス毒素Aから抽出した物質
ボトックス注射ボトックスは神経からでる信号を伝わらなくします。医療では斜視や眼瞼痙攣、片側顔面神経麻痺などの治療、美容外科では主に顔のシワの治療に使われます。ボツリヌスは食中毒を起こす菌として知られていますが、中毒をおこす量が3万単位に対して、注射で使われる量は2.5~100単位ほどで非常に少ないため中毒の心配はありません。

ボトックスの仕組

自律神経の発汗命令が抑制される
ボトックスの仕組み

ボトックスのメリット

  • 施術時間が短い
  • キズ跡が残らない
  • 多汗症に非常に効果的
  • エクロックやラピフォートが効かない人にも有効

ボトックスのデメリット

  • 期間が6ヶ月程度しかない。
  • 注射をする時にチクチクと痛い。

施術風景

マーキング
マーキングまず施術部を確認しながらマーキング(印をつける)。
注射
注射少しずつボトックスを皮下に注射していく。

多汗症とワキガの違いは?

一口に汗の悩みと言っても原因はいろいろ。ワキガと思っている人が実は多汗症というケースもしばしば。クリニックに行く前に違いを知っておこう!

多汗症
多汗症汗の出かたを調節する自律神経がバランスを崩し、主に不安や緊張を感じたときにどっと汗をかいてしまう。ワキガ体質の人と比べ、汗はサラサラして臭いも少ない。
ワキガ
ワキガアポクリン腺という汗腺の数が遺伝的に多いため、汗の量が多くなってしまう。ワキガ体質の人の特徴は耳垢が湿っていたり、汗がベタベタしていたり黄色かったりする。


緊張や不安などの精神的な問題が原因となる緊張性多汗症の人には、ボトックス注射がとても有効だと言われている。ワキガは軽度の場合や精神性多汗症との合併であれば効果があるが、重度であれば効果が期待できないため手術を行うことが多い。

汗腺には2種類ある

汗腺には2種類あるエクリン腺から出る汗はサラサラしており、成分の98%は水、残りは塩分。多汗症はこの汗腺から出る汗の量が多い。

アポクリン腺から出る汗は粘り気があり色がついている。成分はタンパク質、脂質、糖、鉄、アンモニアなど。ワキガはこの汗腺が非常に多く、ここから出る汗の割合も多い。

体験者からのひとこと

体験者からボトックスは注射をするだけで面白いほど汗が止まって、驚いています。今では、汗を気にせず堂々と生活できるのが嬉しくて仕方ありません。面倒なアフターケアがないのも助かります。

先生からひとこと

ボトックスは商標権をもつ薬品名で、アラガン社の製品以外は厳密にはボトックスと言えません。ですが、同じ効力をもつ製品が他にも数種類あり、1番多く出回っているのが韓国製です。札幌美容形成外科で保険診療で使っているのは、アラガン社の製品です。ボトックスの効果の期間は、だいたい3~4ヶ月目が最高で徐々に効きが悪くなってくるのが普通です。通常6ヶ月と言われていますが、中には1年近く効果が継続した方もいらっしゃいます。効果は永久ではありませんが、自然に元にもどるので安全だとお考え下さい。

多汗症ボトックス注射(両ワキ)
約20,000円 所要時間30分 2013年から保険適応になりました

TEL 011-231-6666ご相談ご予約このページのトップへ