日本人男性の半数以上は仮性包茎と言われています。仮性包茎でも問題はありませんが、次のような症状があります。
- 恥垢がたまりやすく不潔になりやすい(特に真性包茎の方)。
- 包皮に毛がからまり炎症をおこす。
- 亀頭が包皮に包まれているため刺激に弱く早漏になる。
- 外見的にコンプレックスとなり他人と一緒に入浴しにくい。
年代を問わず悩んでいる男性が多いのが包茎手術です。ゴルフの帰りに堂々と隠さずに風呂に入りたい。介護が必要になったときに恥ずかしい思いをしたくない。入院して看護婦さんに見られて恥ずかしかった。などさまざまな理由で手術をお受けになられます。
手術費用総額は仮性包茎,嵌頓包茎,真性包茎ともに11万円です(手術料金10万円+血液検査代1万円)。手術料金には抜糸まですべての費用が含まれています。麻酔代、薬代などは別途請求されません。
包茎は3種類
- 仮性包茎
- 一般的に多いのがこのタイプ。勃起時はむけるが、通常時は亀頭部に包皮がかぶる方。また、通常時容易にむくことができたり、亀頭のカリの部分で包皮をとめておける方もこのタイプです。
- 嵌頓(カントン)包茎
- 包皮にくびれができてむくと痛みのある方。包皮自体に締付感のある方はこちらのタイプです。
- 真性包茎
- 通常時、勃起時共にまったくむけない方はこのタイプです。
包茎手術法
勃起した時の長さに合わせて余分な皮膚を切除するのが包茎手術の基本です。昔から泌尿器科で行われている方法はペニスの中央部で皮を切除します。この方法は術後に皮膚の色がツートンカラーになり、包茎手術をしたとすぐにわかってしまいます。
美容外科では亀頭直下縫合法という方法で手術をします。この手術法は縫合線が冠状溝にくるため(俗にカリと呼ばれる部分の下)、手術後のキズが目立ちにくい特徴があります。
手術は局所麻酔で行いますが痛みは最初の注射の時だけです。細い針で丁寧に麻酔をしますので親知らずを抜くより痛くないといわれる男性もいらっしゃいます。仮性包茎でしたら手術時間は約30分です。これで一生世界中どこへ行っても恥ずかしくない人生を送ることができます。
糸は顔を縫うのと同じナイロン糸を使います。よく『抜糸しない溶ける糸で縫合しますので術後の通院は不要です』と宣伝しているクリニックがあります。確かに抜糸の手間が省けるため都合が良いように思えますが、この溶ける糸がなかなか溶けないのです!一ヵ月たってもまだ糸が残っていて、つっぱるしキズも残る可能性があります。手術後に排尿で患部が汚れたら生理食塩水で洗っていただき軟膏をつけ包帯を巻いていただきます(生理食塩水はキズにしみません!)。2週間後に抜糸します。4週間は性交渉を避けて下さい。
よくあるご相談・Q&A
- Q:プライバシーは守られますか?
- A:当院は待合室も個室風に仕切られております。他の患者様と顔を合わせずにお待ちいただけます。相談はすべて個室で行います。
- Q:仕事は休まずにできますか?
- A:大切な部分を切って縫う手術ですから手術後に患部をぶつけたりするとキズの治りが悪くなります。手術日はお休みが望ましいと思います。ブリーフタイプのパンツやボクサーパンツなどでペニスをおヘソ側に固定し動かないようにしてください。激しいお仕事でなければ翌日から仕事は可能だと思います。