マンガでわかる美容形成外科

Chapter“35” 眼瞼下垂と手術給付金について

Chapter“35” 眼瞼下垂と手術給付金について

携帯電話でマンガを見る

本間院長今回は前回からの続編です。まぶたが開きづらい、瞼がたるんで視界が悪いことで、さまざまな体調不良を引き起こす「眼瞼下垂」についてのおさらいと、生命保険などの手術給付金についてお話いたします。

眼瞼下垂ってなに?

眼瞼下垂ってなに瞼を開ける筋肉「眼瞼挙筋」が老化や損傷で薄くなり、瞼を開ける力が弱まって、瞼が黒眼にかぶさってしまう。

どんなことで眼瞼下垂になるの?

老化によるもの老化によるもの
老化により瞼の筋肉や皮膚がたるみ、目に覆いかぶさる。
生まれつきのもの生まれつきのもの
生まれつき目を開ける力が弱い、瞼が黒眼にかぶさっている(三白眼)。
コンタクトレンズの使用などコンタクトレンズの使用など
コンタクト(特にハード)は厚みがあるので、瞼の筋肉が摺れて薄くなってしまう。
目をこする
無理にこすることで瞼の皮膚が伸び、たるんでしまう。マッサージなどにも注意!

心あたりありませんか?眼瞼下垂の症状

目が開きづらい(視野が狭い)

眼瞼下垂の症状

  • 目の疲れ
  • 頭痛
  • 肩こり
  • 倦怠感
  • 不眠
人によってはうつ病の原因になることも!

老年性の眼瞼下垂の特徴と手術の違い

老年性の眼瞼下垂の場合、若い人と比べて筋力や皮膚の張りが弱くなり、図のように瞼がたるみます。目じりが下がり、瞼が黒眼をさらに厚く覆いかぶさり、それを防ごうとして無意識に眉尻が上がります。このような場合は通常の手術より切開部分を目尻側まで長くし 、その人に合った方法で瞼を整えます。

【若い人の例】
若い人の例
【老年の例】
老年の例

生命保険などの手術給付金をいただけることがあります

健康保険

健康保険美容が目的の手術は健康保険の対象になりませんが、「眼瞼下垂」と診断された場合は上記のように健康に障害があるため、健康保険の適用になります。

生命保険などの手術給付金

生命保険などの手術給付金民間の保険に入っている方があらかじめチェックしておきたいのが手術給付金です。眼瞼下垂症手術は、こうした保険の多くで手術給付金がいただけます。保険会社によっても違いますが、給付金は入院給付日額の10倍程度が多いようです。たとえば、入院給付が5,000円の場合は5万円の給付金がいただけます。なお、手術直前に加入しても受給の対象にはなりませんのでご注意下さい。

受給の条件

給付金をもらうには医師からの「診断証明書」が必要です。保険会社によって書式が異なります。なお、診断書の発行は有料(5,000円+税)です。

知らないと損をする

知らないと損をするせっかく生命保険に加入していても、知らないと損をします。『病気』と認められる手術には手術給付金がでることがあります。せっかく、高い保険料を払っているのですから、ぜひ加入している保険を調べてみてください。

先生からひとこと

美容目的の手術では保険はききませんが、視界が悪いことで様々な健康障害を起こす「眼瞼下垂」には健康保険が適用されます。さらに、当院でも多いのが生命保険などの手術給付金を受給されるケースです。場合によっては、費用が無料かそれ以上になることもあります。辛い症状を抱えたまま、費用の面で受診を迷われている方は是非参考にしていただきたいと思います。

眼瞼下垂手術(両目)
保険適用(3割負担の場合)約50,000円
(1割負担の場合)約18,000円
生活保護などの公費負担も対象となります
所要時間120分

TEL 011-231-6666ご相談ご予約このページのトップへ