マンガでわかる美容形成外科
Chapter“22” 若い人の眼瞼下垂
まぶたが下がってものが見えにくい病気を「眼瞼下垂」(ガンケンカスイ)と言います。眼瞼下垂の人は黒目の半分以上がまぶたに隠れているため、おでこに力を入れ眉をあげて物を見ます。そのため、肩こりをはじめとした眼精疲労を起こしやすいのです。通常、美容が目的の手術で保険は適用されませんが、この場合は「病気」として健康保険が適用されます。
眼瞼下垂ってなに?
瞼を開ける筋肉「眼瞼挙筋」による瞼を開ける力が弱く、瞼が黒目にかぶさってしまう。
眼瞼下垂の症状
これらによって、目の疲れ、頭痛、肩こり、倦怠感、不眠、人によってはうつ病の原因になることも!
眉が吊り上がる、おでこにシワがよる
肩こり、頭痛がする
逆さまつげになる
テレビを見るときアゴを上げている
目の上が陥没する
目が重たい、開きにくい
三白眼
一重が二重になる、二重の幅が変化する
手術の様子
- ラインは術前に相談してマーキングする。
- 麻酔注射をして、瞼を約1cm切開する。
- 眼瞼挙筋を操作して、極細の目立たない糸で丁寧に縫合。
まぶたの中の眼瞼挙筋という筋肉を操作して、目を開きやすくする。眼瞼下垂症の人はおでこの筋肉で目を開こうとする。そのせいで、眉が吊り上がったり、額にシワができたりする。この手術で目元全体が自然な感じに整えられる。
アフターケアについて
- 当日
- 腫れと赤みがみられる。
- 翌日
- シャワー、洗顔(やさしく)OK。目のまわり以外の化粧OK。
- 4日目
- 腫れが少しずつ引いてくる。
- 1週間後
- クリニックを再診して抜糸。(抜糸も痛みはほぼゼロ!)
- 1~2週間後
- 赤みが引いてくる。
- 約1ヶ月後
- 自然な目になる。
体験者からのひとこと
重たい目元のせいでずっと自信が持てなかった自分の顔でしたが、手術を受けたことで目元が華やかな印象になりました。まるで自分じゃないみたいです!視界が良くなり、肩こりも良くなって、表情が明るくなった気がします。悩んでいる人はぜひ、勇気を出して先生に相談してみてください!
先生からひとこと
眼瞼下垂は目元の印象だけではなく、視界不良、肩こりや頭痛と、健康面に様々な弊害をもたらします。目というものは大切な場所だけに、手術に不安を抱く方もいらっしゃると思います。当院では、高性能のドイツ製手術用顕微鏡で丁寧に手術を行いますので、今回のように繊細な手術も安心して受けていただけます。また機能面だけではなく、見た目にも美しい瞳にすることが可能です。お悩みの方はお気軽にご相談下さい。
眼瞼下垂手術(両目)
保険適用(3割負担の場合) 約50,000円
所要時間90分