昔の記憶

お母さんの銀行

平成19年11月29日(木)朝日新聞朝刊ひとときへの投稿です。
「お母さんの銀行」
 地元で開かれた「家事家計講習会」に出た。その席上で、一瞬、子どものおこづかいに話が及んだ。
「おこづかい帳はつけさせていますか」
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 私はその時、心の中で、ほほ笑みたくなった。我が家には「お母さんの銀行」があるからだ。
 子どもたちは中1と小5。
 おこづかいはどちらも月千円程度だが、親類からのお小遣いやお年玉など、臨時収入もあわせると月1万円近くになることもある。
 現金の管理は大人でも難しい。そこで一計を案じたのが「銀行」だ。
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 子どもたちのおこづかいは全額、おのおののファスナー付きの袋にメモ帳とともにいれ、台所の引き出しに保管する。
 お金の出入りがあったら記帳。そこまでは普通だ。
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 我が家の「銀行」の特別なところは、月初めに残高の1%の利息がつくことだ。残高がはっきりしないと利息はつかないので、子どもたちは記帳を忘れない。
 私も子どもたちの所持金を知ることができる。一石二鳥だ。
 そのうちに、利息がついてからお金を使う、なんていう知恵もついてくる。
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「小さいうちから金銭教育を」とよく言われる。
 でも、「やらなければ」なんて堅苦しく考えるよりは、工夫して、楽しくできたらいいと思う。「お母さんの銀行」、始めてみませんか。
 山形市 佐藤美佐子 主婦38歳
(以上、朝日新聞より引用)
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 私が子供の頃は、子供も一人一冊ずつ郵便貯金通帳を持っていました。
 郵便局へ行くと、ガッチャンという印字する器械で、預金額を記入してくれて、四角い郵便局の印を押してくれました。
 100円ずつでも、イヤな顔をせずに預かってくれました。
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 初めて大きな額を下ろした記憶があるのが、小学校6年生頃に買った変速機付き自転車でした。5段変速のミヤタの自転車でした。その自転車は20年近く使いました。
 中学生の時には、星座を見るNikonの双眼鏡を買いました。当時、¥16,000くらいしました。
 そのNikonの双眼鏡は40年近くたった今でも、十分にキレイに見えます。新婚旅行にも持って行きました。
 中学生の時に、『すばる』というプレアデス星団がとてもきれいに見えて感激したのを覚えてます。
 少しずつ貯金をして、良いものを買い長く使うのが私の主義です。
 子供の頃からついた習慣なのかもしれません。

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