院長の休日
2011年大晦日
今年は大変な一年でした。
東日本大震災で被害に遭われた方には、
心からお見舞い申し上げます。
私自身も…
人間の運命や生きることについて…
いろいろ考えた年でした。
■ ■
今年一番印象に残ったことです。
震災からしばらくして…
患者さんから電話をいただきました。
私が中央クリニック札幌院の院長だった…
8年前からのお客様です。
とても美人で目立つ方です。
■ ■
東北へお嫁に行き…
地震と津波の被害に遭ったそうです。
建物が大きく揺れ…
小さな子どもさんを連れて…
とにかく懸命に逃げました。
もう少しのところで…
津波にのまれるところだったのを…
逃げたそうです。
■ ■
札幌のご実家へ避難して来て…
新しい保険証が無いけれど…
古い保険証で受診できますか…?
…というお電話でした。
4月からの新しい保険証は、
市役所が機能していないため、
発行できないとのことでした。
■ ■
被災地の患者さんは、
保険証がなくても受診できる期間でした。
その方は、
津波から、
いっしょに逃れた子どもさんを連れて…
私のところへ来てくれました。
■ ■
昔のままの美人でしたが…
立派なお母さんになっていました。
こんなにかわいい子を…
しっかり守ってくれて…
ありがとう!
生きていてくれて…
ほんとうによかった…
■ ■
震災後の暗い気持ちを、
とても明るくしてくれました。
津波で家が無くなっても…
命があれば…
またがんばれば…
…という気持ちになりました。
今年の大晦日はどうしているかなぁ~?
…と札幌のじいちゃん先生は想い出しています。
“2011年大晦日”へのコメント
コメントをどうぞ
今年も一年ありがとうございました。
先生皆様 よいお年をお迎えください。