医学講座
バスの車内放送
札幌美容形成外科を開業して間もなくの頃、
広告代理店の方がいらっしゃいました。
北海道中央バスの車内放送で、
広告を放送しませんか?
…という営業でした。
■ ■
私は高校生の頃から…
よくバスを利用していました。
『次は北7条西15丁目』
『○○皮膚科医院入り口です』
…というような案内を覚えています。
その皮膚科はもうなくなってしまいましたが、
とてもいい先生だと評判でした。
■ ■
札幌美容形成外科の近くにあるバス停は、
札幌駅前です。
最初に提案されたのは、
別の場所の案内でした。
『札幌美容形成外科へはこちらでお降りください』
…というには少し離れた場所でした。
■ ■
私の提案は、
札幌美容形成外科の名前より、
『わきが手術が健康保険で受けられる』
…という内容だったら、
バスの広告を出したい。
…ということでした。
■ ■
営業担当の門脇さんは一瞬絶句され…
『わきがが保険で手術できるんですか?』
『……う~ん~』
『社内で検討させてください』
…と会社に持ち帰りとなりました。
数日後に…
『社内でいろいろ検討した結果OKとなりました。』
『日本ではじめてです。』
■ ■
翌年から…
北海道中央バスで、
わきが手術は健康保険で受けられます
わきがでお困りの方は
札幌美容形成外科へご相談ください
次は厚生年金会館前です
…という車内放送が流れるようになりました。
■ ■
札幌美容形成外科というのが聞き取れなくて、
バス会社に問い合わせた人もいらっしゃいました。
約9年間続けた車内放送の広告は、
残念なことに今年度で中止することになりました。
事情はいろいろありますが…
多汗症ボトックス注射料180円で、
薬代の支払いが増え、
利益が少なくなったことが原因です。
門脇さん長い間ありがとうございました。
“バスの車内放送”へのコメント
コメントをどうぞ
バスにはあまり乗りませんが、普通列車の車内広告はよくみますが、車内放送でわきが保険適用なんて初めて聞きましたが、その広告放送代が高額なのでしょうか? 聞いてみたかったです。
バスの案内で自分が病気で保険適用が受けられる病院を知ったので残念です。
先生のアドバイスを聞いていれば、もう一度病院へ行くこともなかったのに・・・先生ごめんなさい。
あのアナウンスは、私が聞いた際、目が保険で治せるに変わってました。
病気とわかって美容外科に行く決心がつきました。
お陰で二重を取り戻せました。
嬉しかったです。
お客さんが行くチャンスが減るでしょうね…
本当に残念です。
先生、私の儲けじゃ大した事ないでしょうが、
待っていて下さい。
再会を願っております。