医学講座
皮膚血流2023
昨日の院長日記、高校卒後50年。
考えました。
形成外科医になってから43年です。
25歳から68歳になりました。
自分には形成外科医が合っていると思います。
形成外科が好きです。
■ ■
43年やってても形成外科手術は難しいです
手術ロボットには無理です。
形成外科分野で一番進歩したのは、
私はフィブラストスプレーだと思います。
キズをきれいに治すには、
皮膚血流がいいことが条件です。
■ ■
やけどが治らないのは、
皮膚の深くまで熱が作用して、
焼けてしまったからです。
子供さんのやけどを治してあげようと、
一生懸命に治療をしても、
あとが残ることがよくありました。
手術が必要になることもありました。
■ ■
フィブラストスプレーが誕生して、
昔は手術が必要だった子供さんのやけどが、
きれいに治るようになりました。
ガラケーから最新のスマホに進歩したくらいの変化です。
形成外科医が大切にするのが、
いかに皮膚血流を障害しないように、
丁寧に縫合するか?です。
プロスタンディン軟膏も皮膚血流をよくします。
これからも皮膚血流がよくなる薬剤が開発されることを願っています。
“皮膚血流2023”へのコメント
コメントをどうぞ
フィブラストスプレーは
ガラケーがスマホになったくらい
画期的なことなのですね。
皮膚血流が良くなる薬剤
更に開発されますように。
【札幌美容形成外科@本間賢一です】
コメントをいただきありがとうございます。形成外科で大切なのが皮膚の血流です。血のめぐりが悪いとキズが治りません。小さな子供さんのやけどは大変です。フィブラストスプレーの登場で画期的にキズがよく治るようになりました。プロスタンディン軟膏
もいいお薬ですが、フィブラストスプレーにはかないません。これからも研究開発が進むと思います。
私もお世話になるとは思いませんでした。
愛犬に噛まれた傷が半年たっても良くならず、
山形大学の形成外科にお世話になりました。
通院では治らず、15日間入院しました。
立ち仕事ばかりで足が浮腫んでいたのが治らない原因でした。
ありがとうございました。
どうぞ、私の1番酷い時の傷と治った写真をUPしてください。
【札幌美容形成外科@本間賢一です】
コメントをいただきありがとうございます。15日間の入院で治ってよかったです。山形大学形成外科は素晴らしいです。もっともっと発展していただきたいです。むくみもキズの治りを遅くする原因です。立ち仕事なので仕方がないですが圧迫ストッキングなどを着用していただきたいです。
以前、先生の日記で
「フィブラストスプレー」に
ついて教えていただきました。
すばらしい治療薬だと思います。
やけどをきれいに治すには
皮膚の血流が大切なのですね。
普段から皮膚の血流をよくする
ためにした方が良いことはあるの
でしょうか?と思いました。
【札幌美容形成外科@本間賢一です】
コメントをいただきありがとうございます。ふだんから気をつけることは特にありません。下肢の血流が悪くなると足が冷たくなります。皮膚というより下肢に行く血管が細くなることがあります。タバコなど血管に悪いことは避けて、コレステロールの値に注意していると細くなりにくいと思います。